CLASSIC スタッフブログ Vol.28
このコーナでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回は、クラシック随一の釣り人・森田がお送りいたします!
■I’m an angler.
釣り人の森田です。
英語で釣り人をアングラー(angler)と呼びます。
*フィッシャーマン(fisherman)は漁師など商売、職業的に魚を獲る人たちを指すニュアンスが強い。
釣りをしない人にはあまり耳なじみないですよね。
ひいては釣り人と言うよりかっこよいので、改めましてアングラー森田です。
相変わらず釣りばっかりやっております。
4月頭のブログにこれからハイシーズン突入と書きましたが、
花粉症(比較的重症者)で辛い春も、気温35℃の酷暑(暑いのはほんとに大嫌い)の夏も途切れることなく釣りしていました。
釣果もまずまずの満足度。
新たな魚との出会いは肉体的苦痛を軽く凌駕します!
と言ってはみるものの端から見ればただの狂った人です。
どうかどうか最後までお付き合いください。
■食わず嫌いはよくない
※ブラックバスを食べた話ではありません。
釣りからの気づきです。忘れがちな大事なことでした。
写真の釣り竿ですが右と左で形状が違います。
右は【柔らかめで 細い糸で 軽い小さめルアー】を扱うもの。
左は【硬めで 太い糸で 重い大きめルアー】を扱うものというのが大枠です。
基本的にこの2つの形状の道具いずれかで場所やルアー、アプローチの仕方などで使い分けて釣りをします。
そんななか数か月前に買ったコレ。
見た目では違いわからないですよね。
形状は先の写真右の方なのに、【硬めで太い糸】で【軽い小さめルアー】を使う用途の釣り竿です。
一見すると両方のいいとこ取りなのかと思われるかもしれませんが、全くの逆です。
対極の相反するものを無理に組み合わせたようなもので使い勝手は非常に良くない。
よって用途や使用頻度も極端に狭まります。
ではなぜそんなもの使うのかといいますと、
このアイテムは一部の用途のみ特化型であり、その用途においては通常の組み合わせではできないことができてしまう。
言わば特殊分野の専門家、職人的な位置づけとなる釣り竿なのです。
導入前まではきっと大して出番ないし、ある程度は通常の組み合わせの釣り竿でもそれらしいことはできてしまうし…
と、別にわざわざ専用のものを持つ必要性ないと思っていました。
が、それ大きな間違いでした。痛すぎる勘違い。
バカすぎる自分を責める責める・・・
そしてこれまで狙えなかった、(否、狙おうとしなかった)魚が釣れる釣れる!!!楽しい!
当然ながらもっと早く気づけばよかったと後悔。食わず嫌いで逃した魚はでかい。
■良いものを良いと分かる
と、先に述べたようにもちろん私、食わず嫌いand面倒くさがり側の人間です。
しかし、実際に触れてみないと分からないことを、これまでの経験や価値観からの思い込み・決めつけでシャットアウトしてしまい、新たな学びの機会を逃すことはもったいないと改めて感じます。
当たり前のことなんですが、チャレンジ精神なく、ボケーっと生きていることは自分の人生の大切な時間をないがしろにしているようなものだとしみじみと感じた次第です。
「何事も経験」とよく言われるもので、新たな物事に挑戦できる機会があれば自ら捨てないように私も気をつけたいですし、このブログをご覧いただいている皆さんも心のどこかに留めておいていただけると嬉しいです。
便利な世の中なので、何事も大体の前情報やうんちくは検索すれば見られます。
ですが、実体験するからこそ真に“物事の本質”まで捉えることができ、それが経験や学びとして自身に蓄積されていく。
そして、ちゃんと良いものを良いと分かる感性だったり、審美眼というか本物を見抜く力を養うこと。
そういったことの基礎が積み上げられていくと思うのです。
きっと人生最後まで勉強ですかね。この力や姿勢の有る無しは、日常の生活だけでなく企業体然りビジネスパーソン然り、利益や成果に差がつく大事なポイントです。
単なる釣り話かと思いきや、実は仕事にも大いに関係する気づきでした。
釣りは何でも教えてくれます!忘れていた大事なことを思い出させてくれます!
なので皆さんも釣りしましょう!
そして好き嫌いせずなんでも食べましょう!と伝えたかったのです。
食欲の秋ですよ。
秋のおすすめ
〇〇の秋といえば圧倒的1位は食欲の秋。これ一択。
スポーツ、芸術とか読書とか2位、3位なんてものは正直ありません。
なんて言っていると上の文が破綻しますので、食欲はほどほどに…今年は【読書の秋】にチャレンジしてみよう。
まず気になるのは、生涯にわたり釣りを愛したノーベル文学書受賞の大文豪アーネスト・ヘミングウェイの作品集です。
数多くある彼の作品の中から、釣りに関する名場面だけを選りすぐったものだそう。釣りを愛するアングラー森田としては是非読んでみたい一冊!
お次は、直木賞作家・神吉拓郎著の短編集。
「ブラックバス」はその中一編で、終戦の日に疎開先の湖でブラックバスを釣る少年の心情が描かれているとのこと。
本作は直木賞最終候補作にまで挙がった隠れた名作なんだそうです。
戦争を体験してないアングラー森田として、当時に想いを馳せながら静かに読みたい。
皆さんは何の秋を楽しまれる予定ですか?
この秋も引き続きお家で過ごす機会が多いかと思いますが、それぞれの秋の家時間を楽しめますよう願ってます!
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