CLASSIC スタッフブログ Vol.30
このコーナでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回は、事業開発室の寺谷がお送りいたします!
■コロナの出口は何処やら…
事業開発室の寺谷です。
今年4月末に『ClassicスタッフブログVol.10』で初めての執筆をさせて頂いてから、早くも半年が過ぎてしまいました…まさに“光陰矢の如し”
前回のブログの最後にこんな一文を書きました。
↓ ↓ ↓
“次回のブログを書く頃には『コロナの影響も終息して、みんな仕事に忙しい中、ブログなんて読んでくれるのかな?』なんて心配が出来るようになっていると良いな”
しかし現実には、コロナ禍の出口はまだまだ見えない状況が続いています。
花の輸入に必要な航空便需要もなかなか回復せず、各担当者が頭を悩ませながら奮闘する毎日が続きます。
■STAY HOME & ENJOY HOME WITH FLOWERS
そんなコロナ時代を代表する標語と言えば『Stay Home』ですが、このブログでも他のスタッフの多くが書くように、花業界では『Enjoy Home with Flowers』ですね。
多くの方が外出自粛や在宅勤務など自宅で過ごす機会が増え、“ホームユース”という新たな需要が拡がってきているのを感じます。
困難な状況の中から、花をとおした新たなシーンやブームが生まれ、人々が花の力で少しでも日々に癒しや前向きな気持ちを得て頂けるのは、この業界に生きる私達にとっては嬉しいことですね。
私達自身も花を売るだけでなく、自宅に飾ってEnjoy Home with Flowersを実践しています。
■AUF DER HEIDE BLÜHT EIN KLEINES BLÜMELEIN
急にドイツ語で失礼しました。
これはドイツの古い軍歌の一節で、日本語に訳せば“荒野に咲く一輪の小さな花”です。
”荒野に咲く一輪の小さな花”…
どんな花の事を言っているのでしょうね??
次の章で答え合わせするまで、今ブログをご覧になっているみなさんも是非考えてみてください!
部屋に飾る切花や鉢花は文句なしに綺麗です。
生産者が手塩にかけて大切に育てた花が綺麗じゃないわけがありません。
Enjoy Home with Flowersの実践でより強くそう思うようにもなりました。
しかし、荒野や野山に咲く一輪の小さな花にも惹かれます。
そして惹かれるままに見に行きます。
近場や国内だけでなく、時には地球の裏側まで。
例えば・・・
▪コウシンソウ(庚申草):
関東北部の高山の崖に幾ばくかの群生を作る。
その儚く可憐な姿とは裏腹になんと食虫植物で、そのギャップが良い。
▪キタダケソウ(北岳草):
その名の通り日本第2位の高峰である北岳山頂付近だけに自生。
開花時期が極めて限定的なこともあり3回挑戦して3敗中。
文字通り高嶺の花!
▪ラフレシア:
説明が不要なほど有名ですね。
小さな花ではないですが、まさにジャングル深くに一輪だけ可憐に(?)咲く花です。
ボルネオ島が有名ですがSPマムの栽培地として有名なキャメロンハイランドにも自生。
何度か挑戦しましたが、残念ながら蕾と真っ黒に腐った花しか見たことがありません…
▪アンテローブバレーのポピー:
学生時代に住んでいた南カリフォルニアの砂漠に咲くポピー。
群生地は保護区になっており、その広さはなんと東京ドーム150個分!
日本が桜なら、南カリフォルニアに春の訪れを知らせるのはこのポピー。
足元のガラガラヘビにご注意を!
▪Mt. Rainier National Park (マウントレーニア国立公園):
日本だと例のカフェラテのブランドで有名ですが、米国ワシントン州のシンボルです。
個人的には世界最高峰の高山植物の群生スポット。
初夏の残雪、蒼い空、緑の針葉樹とのコラボはまさに西洋の桃源郷。
■答え合わせ
さて、お待たせいたしました。
先の見出しで書きました、“Auf der Heide blüht ein kleines Blümelein / 荒野に咲く一輪の小さな花” ですが、これは何の花なのか?
答えは歌詞の中…Erika/Erica(ドイツ語読みでエーリカ)です!
祖国に残した恋人の名前Erikaとドイツの野山に咲くEricaをかけています。
花のErica(エリカ)は主に南アフリカツツジ科の常緑低木で、欧州の晩夏を彩る野花です。
まだ見ぬ花も、どうにかお目にかかりたく再挑戦したい花もまだまだ盛り沢山!
早く個人の海外渡航が可能になって、次は海外からの花ネタをお届けしたい!!
それまでは、
Enjoy Home with flowers!
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