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輸入切花専門商社 株式会社クラシック

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CLASSIC スタッフブログ Vol.52

2021.04.19

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

今回は、執行役員・西森がお送りします!

どうぞお楽しみください!


■みなさん、こんにちは

クラシック勤続30年越え、福岡支店勤務の古狸・西森です。

カーネーション、スプレーマムも担当しています。カーネーションと言えば、コロンビア、エクアドル。

今日は、その中の愛すべきコロンビアあれこれについて軽~くご紹介してまいります。

 

デンジャラスシティ?・ボゴタ(首都)

20年以上前に初めてコロンビアに行ったとき、飛行機が夜到着で、当時の取引農園の社長が自家用車で迎えに来てくれました。助手席に乗って、首都ボゴタの夜の街を駆け抜けていきます。

む?む?む?信号が赤信号なんだけど?、駆け抜けすぎじゃない???

赤信号止まらなくて危なくないの?とその社長に訊いたら、社長曰く“止まったら危ない”と。

車を停車させると強盗などに襲われるかもしれないから、走り続けたほうが良いとおっしゃる。

外の空気を吸いたいと思ってウインドウを開けようとするも、どうも動きが悪い。よく見たらウインドウガラスの厚みが3センチはあろうかという分厚さ!そりゃまともに開かないわな。

その車完全防弾仕様でした。ただの出張なのにえらいところに来てしまった。無事帰れるだろうか?そんな強烈な初印象のコロンビアでしたが、その後色々と知っていくにつれ、どんどん愛着が湧いてきました。

注:現在は大きく治安が改善されています。

防弾ガラス

 

■コーヒー

世界第三位の生産量を誇るコーヒー大国です。コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる赤道を中心とした熱帯から亜熱帯にかけての高地で多く栽培されています。

このコーヒーの生産地と切り花の生産地は結構同じ地域が多いのです。

コロンビア以外でもエチオピア、ケニア、インドネシア、ベトナム、ガテマラなどが有名ですが、いずれの国からも切り花、切り葉が日本に多く輸入されています。どこも常春で人間にとって快適な気候ですから、コーヒーや切り花にとっても良い環境なのです。

私はコーヒーが好きで、生豆を買って、自分で焙煎して飲みます。

焙煎は自宅のガスコンロで10分弱くらいでできますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。コーヒーの新しい味に出会えますよ。

 

■食べ物

厚切りのカリカリベーコン、トウモロコシ、ジャガイモ、豆などがじっくり煮こまれたアヒヤコというスープ。

コロンビア人にとっては、おふくろの味ともいえる家庭料理でもあります。私もコロンビア訪問時は必ず一度はいただきます。ほっとする味です。

アヤヒコ

 

おふくろの味、伝統料理も良いのですが、そこは現代、みなさんハンバーガーも大好き。超人気ハンバーガーチェーン“エル・コラル”のハンバーガーはボリューム満点。これも毎回必ずいただいています。

エル・コラルのハンバーガー

■お酒

昼間Tシャツでもよいくらい暖かいのに、夜は防寒着が必要なくらい寒くなります。寒いのですが、外で飲む人も多いです。レストランやバーの外には、大きなガスヒーターがあちこちに置かれて、ヒーターに当たりながら冷たいビールをいただきます。

美味い!

コタツでアイスみたいなもんでしょうか。贅沢です。でも暑ければもっと美味しいんだけどな。

一番人気ブランド“クラブコロンビア”
バー“ボゴタ・ビアカンパニー”
ガスヒーター完備なので夜でも外飲みが楽しめる!

 

男性のグループで飲みが進んでくると、必ず登場するのが、アグアディエンテ。

サトウキビから作った蒸留酒ですが、アルコール度数25%程度と強く、甘い焼酎って感じです。

小さなショットグラスになみなみと注がれ、全員に配られると、“サルート!”(乾杯!)。そのまま一気に飲み干さなければいけません。

ちびちびやることは許してくれません。さほど時間を置かず、またそれが繰り返されていきます。“僕一回休み”とかも許してくれません。

ある農園の選別担当の“ひげもじゃ課長”は私たちがすでに良い具合に酔っぱらってから大きなボトルを持ち出してきて、これを始めました。

そこからはひたすら体育会系のノリで全員での一気飲みがすすんでいきます。

乾杯!グイッ!乾杯!グイッ!・・・・。そのあとの記憶はありません、気が付くと翌朝ホテルの部屋でした。

ひどい二日酔いでその日仕事にならなかったことは言うまでもありません。

アグアディエンテ(熱い水という意味だそーです)

 

■サルサ

コロンビア人は、皆サルサが踊れます。子供の時から親戚のおじさんやおばさんを相手に踊って覚えるそうです。

パーティーなどが深夜にかけ盛り上がってくると、踊り始めます。サルサは、男女の密着度が高いのですが、既婚者であっても違うパートナーと踊ったりします。

それって許されるの!えーっ!て感じです。

踊れると楽しいだろうなあと思いますが、リズム感なし、恥ずかしがり屋の私は、盛り上げ係に徹します。

 

■ハグ

最近はすっかり、日本語になりましたね。みなさん挨拶に良くハグをします。

ボゴタの物流会社の営業部長と一緒に色々な関連会社を回ったことがあって、この部長も行く先々で色々な人とハグをします。

よーく見ているとこの部長、女性とハグするときは、明らかにぎゅっーと、しかも長―くハグしています。

どう見ても、それやりすぎでしょ!なのですが、どの女性もなんだか幸せそうな顔をしています。

ハグの後は、なんとなく甘い感じの長い雑談が始まります。

照れくさくて上手くハグできない生粋の日本人の私のやっかみでしょうか。いや、違う。命名、遊び人部長“

 

■音楽

カルロス・ビベス。コロンビアの人気おじさん歌手。遊び人部長が土産にとくれたCDを聞いてファンになりました。

ラテンなポップで、スペイン語の音の響きも好きです。

聞いてみたいかたはこちら↓

YouTube :Carlos Vives

 

■電動キックボード

ボゴタの町にはあちこちに電動キックボードが捨て置かれています。これ、日本のシェア自転車と同じシステムで、アプリを使って料金を払い、好きなところで乗り捨てられます。すごく便利そうです。

 

■人気スポーツ

コロンビアはサッカー強豪国ですが、国民のサッカー熱は本当にすごい。

2018年のワールドカップで日本と対戦したとき、私は遊び人部長とSNSで“お前は敵だ!”とか罵り合っておりました。もちろん、試合が終わればお互いの健闘を称えます。

農園でもコロンビアチームの対戦時間になると、全作業停止!

大きなテレビが職場に持ち込まれ、皆で盛り上がります。このおおらかさが良いですね。

コロンビアのスーパースター ハメス・ロドリゲス選手

 

自転車も大人気です。最近はコロンビア選手の本場ヨーロッパでの活躍が注目されています。何せボゴタなど高度2600mで空気が薄いですから、心肺機能は高いに違いありません。

ある有名選手が練習でボゴタ近郊を走っていて、たまたまか?通勤途上だったカーネーション農園の従業員のおじさんがマイ自転車でその選手に遅れずぴったり付いていったとしてニュースになったことがあります。

有名選手はそのおじさんの走りっぷりに驚き、敬意を表し、自転車を1台プレゼントしたそうです。

その時の写真のおじさんは農園の作業着のままだったのが妙に印象に残っています。おじさんは一夜にして有名人になったのでしょうね。

 

■母の日

まもなくカーネーションが一年で唯一主役になる日、母の日がやってきます。

ひげもじゃ課長も遊び人部長も、その緩~いキャラを封印し、奮闘しています。

日本中のお母さんの幸せのひと時に花を添えられるよう、私たちも気を引き締めて、良いお花を良い状態でお届けできるようがんばります。幸多き母の日になりますように。みなさんお母さんを大切に、できればお父さんもついでにね。

ボゴタの観光列車の駅(左は筆者)

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