クラシック試験室から 第12回
■暑い季節が到来です…
クラシック試験室の北﨑です。
夏本番の8月になりました、暑いです。
とはいえ、アウトドア派ではない私は、家の中で本を読んだりするのが好きなので、熱中症の心配はありません。
でも、変な姿勢を続けて本を読んでいたせいか、腰が痛くて困っています(涙)。
腰痛といえば、お花屋さんの仕事は腰の負担が大きいのではないでしょうか。
バケツの上げ下げで腰を曲げることが多いかもしれませんが「腰を曲げてモノを持ち上げるのは腰にとって最悪」と、整形外科のお医者様から聞いたことがあります。
きつい仕事という割には、これといった対応策は無いみたいで、ひざを曲げた正しい姿勢で、モノを持ち上げるということが一番のようです…。
この暑い中、頑張ってお花を販売している方々に敬意を表しつつ、腰痛対策についてくれぐれもご自愛いただきたいと思います。
■TOKYO2020 オリンピック
様々な議論のある今回のオリンピックですが、TOKYO2020 に限らず、私が感じるオリンピック感について一言お話しさせていただきます。
まず開催地について、
私は、他の国(アウェー)に行って、金メダルを取ってくるという方が、ダイナミックですし、純粋に面白く、気持ち良いと思っています。
盛り上がり方については、
全員が盛り上がっていると、その分、私の気持ちは引いてしまうという傾向もあります。
こんな書き方をすると、苦労して自国開催して、盛り上がってきているところで、妙にさめていると思われてしまいそうですね。
でも、決してさめているわけではなく、アスリートたちの純粋で真摯な姿を目の当たりにすれば、感動もしますし、ひまわり、リシアンサス、リンドウなどの切り花が“ビクトリーブーケ”という形でオリンピックに参加していることをひそかに喜んでいます。
ということで、世間の暑さや、熱さには縁遠い日常を過ごしているようです…
■カーネーションの端境期?
さて、
暑い夏の間は、日本国内でカーネーションを生産する場合、品質を安定させるのに大きなご苦労が必要だと思います。
一方で、赤道直下で標高が高く、四季の影響の少ない南米のカーネーションは、一年を通じて品質のブレ幅が小さいので、暑い夏に楽しんでいただくには、お勧めの商品です。
輸入するカーネーションは、遠い国から運んできますので、輸送上の温度管理や、日本に到着した後の温度管理が大切であるということが大前提となります。
クラシックでは、成田空港の近くに成田オペレーションセンターを構え、商品の検査や、リパック作業、配送業務を行っています。
温度管理を徹底するために、オペレーションセンターの全てのフロアーに空調を完備すると同時に、プリクール施設 (差圧予冷)も増設しました。
入荷した商品の箱内温度が冷蔵庫内の温度まで下がるのに12時間以上必要になりますが、プリクール施設を使うと、ほぼ1時間以内に達成されるという位、効果のあるものなんです。
お客様により良い商品をお届けするべく、様々な対応をしています。
■試験の目的
試験室では、日々様々な試験を行っていますが、すべての試験で、目的が明確で完璧な試験計画が立てられている…わけではありません。
たまたまサンプルが届いたので、とりあえず日持ちを調べるなんてケースも、多々あります。
一方で、
試験結果に応じて、後付けでいろいろな目的をつけたり、試験計画を増やすことなどには、注意が必要だと感じています。
自分の想定した結論になるまで、試験を繰り返すことは、ややもすると事実をゆがめることになってしまうからです。
素直に事実は事実として受け止め、必要な対策や行動をとることが、仕入れ者には求められると思っていますので、社内では教育的な指摘も含めてコメントするようにしています。
もちろん、事実が足りない状態で、あいまいなまま理解したような気分になることもNGですよね。
■夏真っ盛り…
あまりにも暑いせいで、少し愚痴っぽいブログになってしまいました。
暑い夏はまだまだ続きそうです。
こんな私でも、祇園祭の山車を見たりすると、甘酸っぱい夏の想い出がぽつぽつと浮かんできます。
寝苦しい夜も続きますが、せめて、部屋の中には一輪の花を飾り、夏向きの酒をチビチビ楽しみたいものです。
花のある暮らしっく!
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