CLASSIC スタッフブログ Vol.85
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回は、取締役専務執行役員の佐々木がお送りします!
どうぞお楽しみください!
■迎春の足音
サンタクロースはトナカイと共にご自宅に無事戻られたことでしょう。
街のあちこちでは、新春を迎えるための装飾を目にすることが多くなってきました。
月日の歩みは、私のものより年々早くなっている。
これ?先々週のこのブログで大島さんも言っていましたが、ジャネーの法則なる“歳のせい”なんでしょうかねー。
東証の大納会では、その年のキーマンが、ゲストが招待され、立会終了の鐘を鳴らすのが恒例となっているようですが、昨年はゲスト無し。
今年は…、やはりあの人なんじゃろーか、そう、そう、活躍した野茂さんやな。
そして、除夜の鐘が響き始め、新年を迎えると、街には様々な洋服や艶やかなKIMONOを身にまとった老若男女が初詣をする姿を目にすることになります。
数日後にはそんな風景をまた見たいものです。
と、洋も取り入れた日本文化が彩りを極めるその光景に夢を膨らませるも、私は?その時間は恐らく、酔って寝てしまっているので、初夢の中なんですよね・・・・
そして数日後、再度東証では大発会が始まります。
関係者の方々は、色鮮やかな着物姿で参加するのが恒例となっているようですね。
勿論三が日は、私も日本の文化を発信するひとりとして、着物着て厳かに過ごしますよ。
…って着物持っとらんです。
Uber eatsの方々も年始には着物着て配達とかするんでしょうかね?動き難そーですけど。
■この時期に思う事(良き先輩と新たな世界)
「時を戻そう!」
この時期になると、これまでお会いした方々に思いを馳せることが多くなります。私だけでしょうか?
現在も私には趣味といえる趣味が無いのです。
しかし、大昔になりますが20代前半の頃、私に服への興味を持たせていただいた大先輩をふと思い出します。
その先輩とは、一緒に住んでいたこともあり、東京コレクションなどにもお伺いしていたことを、かすかに覚えております。
コレクション終了後の打ち上げなどにも参加させていただきました。今からは想像できませんね。
人・衣装・場所…全てが厳かであり、華やかでした。
パタンナーやデザイナー、デザイナーの卵に囲まれた年月。
その当時はDCブランドが流行語にもなっていた時代でした。
今年の流行語大賞はやはり、「リアル二刀流/ショータイム」・・・むむ、野茂さん?
その中に「ととのう」というのもみかけました。
広辞苑などを見てみると幾つかの意味があるようですが、「欠けることなくきちんとそろう」と言う意味も記述されています
。
現在、各国でオミクロン株感染拡大の影響により、各国からの便が大きく乱れております。
元々限られたスペースの中で商品を調達しているところへ、更にこの影響により便のキャンセルなど頻発している状況。
現実をしっかり受け止めて、クラシック社員が一丸となって、情報を集め、共有し、叡智を絞って、お客様に商品を安定して供給できるように、あらゆる可能性を模索し実行している姿を目の当たりにしています。年内最後の納品まで、みなさまのご希望に沿えるよう、商品が欠けることなく、きちんと納品できることを確信しています。・・・急に真面目
そうそう…DCブランドでしたね。
その当時、私の周りにおられた方々は、整った服装だけを身にまとうことのみではなく、夫々好みで、ブランドものやそうでないものも含め、自由な発想で組み合わせを行って、自身で整えてましたね。
今思えば、花業会にも精通するものあったなー!!想像して創造していた、輝いていたなー
当時のDCブランドはというと、ギャルソン(ギャル曽根?と被るけど・・被らんな)や、Y’s、ISSEI MIYAKE、寛斎、テットオム、たくさんのDCブランドが犇(ひし)めいていました。
私の好みはギャルソンやY’sですかね。
因みにコムデギャルソンの川久保玲氏は、クラシックの社長と同じ出身校の先輩にあたるようで、
元々旭化成の宣伝部に入社して、その後デザイナーの道へ。
少々異端児って感じですね。クラシックの社長は?またみなさんお会いしたら、そのあたり訊いてみてください。
私に、ファッションに興味を持たせてくれた先輩は、15-6年前に自身の名前でブランドを立ち上げ、その後自身の会社と新たなブランド“08sircus”で今もご活躍されています。私は、今はSNSでこそっと?チェックさせてもらってます。
現在もトレンドを創り、発信し続けていらっしゃる事、元気をもらっています。
今、業界は違いますが、お互い若かりし頃の約束、まだ果たせてませんが、必ず実行しなくては!
あれ?花のことに戻さねば、うん?戻すどころか、花のことに触れとらん。
08sircusインスタグラムより(画像クリックでインスタグラムページに移動)
■新年を迎える準備
新年を迎えるにあたり、花の業界もみなさん大忙し。
それこそ寅の手も借りたい!!(寅年!)
私もクリスマスリースやスワッグを新年用にアレンジして飾るのが恒例となっています。
水引や千両を加えてトランスフォーメーション。
お正月の花を飾る目的は、年神様とお客様を歓迎する「おもてなしのために飾るもの」といわれますね。
大掃除して、心も家も綺麗な整った状態で、花を愛でる。これは至極の幸福です。
この時期、縁起物の花が花店さんに所狭しとおかれ、お客様を待っていますね。
正月の花について少し調べてみようと、ふと思いたち、調べてみました。
少し深堀すると今以上にもっと花をたくさんの人に愛でてもらうヒントがあるのかなー?ふとそんなことを思い、ネットサーフィン開始。
縁起物のお花って…すぐに思い浮かぶのは、市場でも大市が開催される、松・千両・梅などでしょうか。
松・梅あれば竹もですね。
松は常緑樹で不老長寿の象徴として好まれ、竹は成長が早く、真っすぐ伸びることから心と生命力の象徴、そして梅は早春から香りのよい花を咲かせ、希望を連想させ、出世や開運の象徴ともいわれるようです。
そして千両は商売繁盛の縁起物、万両までは聞いたことがあるけど、一両(アリドオシ)、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)、億両(ミヤマシキミ)もあるようです。
奥が深いなー。
実のなる植物といえば、南天・・ほー「難転」と同音であることから南天の「なん」にかけて、難関や災難転じるという意味もあるらしい。
少々こじつけに近いのか?
江戸時代には、火災避けの効果があると信じられていたそうな。
そういえば、私の実家にもヒイラギと一緒に南天がトイレの近くに植栽されていたのを思い出します。
実のなる植物といえば、忘れてはいかんかった「ヒペリカム」。
その花言葉は「きらめき」「悲しみは続かない」
その由来も面白い。
その花は黄色の長い雄蕊(おしべ)と花びらが特徴。
その輝くような花姿にちなんで「きらめき」とされるとか。
「悲しみは続かない」は花が散っても、直ぐに赤や・ピンク・グリーンのかわいらしい実をつけることに由来すると。ほー・・・・知らんかったです。
そうそう、葉牡丹も忘れてはいけない一つですね。
縁起が良い牡丹と似ているためらしい。
その花言葉は、利益・祝福・愛を包む(包んで欲しい!!)、これからすると似ているからというより、元々縁起が良さそうですね。
マムもそうですよね。昨今は色々かっこ良い品種が出回っていますね。みなさんのご努力のお陰で楽しませてもらっています。
もともと高貴な花とされ、福が来る、長寿を願う花としても知られていますね。
いやーまだまだ面白い由来や理由がある花はたくさんありますね。
このままでは睡眠不足に陥ってしまいそうなので、ここらへんで…
花を飾っていると、ふっとした時に「あって良かった」と思うことがあるのです。
いつもいつもでは無いのですが・・しかしその心の吐露がいつくるかわからんのです。
だからこそ、いつも花を飾っておくようにしています。
昨今では、花の効用のエビデンスが学術的にも出されたと?というのも聞いたような?夢の中かもしれませんが、花にはたくさんの整った可能性があるということ・・・
■締めくくりに御礼
花の名前や花言葉の由来、そして何故飾られるのか?色んな意味を知り、育て方、装飾の仕方をインプットし、それを消費者の方々に物語含めて、そよ風のように伝えることによって、更にお客様の新たな物語のきっかけになるのでしょう。
そして更に意味を増していくのではないか。
そんな花業界の中で活動させていただけること、そして全てのみなさまとのご縁に感謝です。
出荷を終えられた方々、まだ残務のある方々、これから押し寄せるお客様のための準備をされる方々…と、今のこの瞬間の過ごし方は違うのかもしれませんが、万感の感謝を込めて。
今年も1年ありがとうございます。
また新たな年にご縁をいただきますよう。
花のある暮らしっく
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