CLASSIC スタッフブログ Vol.113
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回のブログは、営業推進グループ・三好がお送りします!
どうぞお楽しみください!
■長~い夏?
今年の関東地方は6月6日頃に梅雨入りとなり6月27日には梅雨明けし平年と比較すると22日も早く長い夏がやっていきましたが、戻り梅雨により私にとっては嫌な天気が続いていました。
しかし、季節の指標である「二十四節季」の大暑(7月23日~8月6日)の頃には暑さが戻り、1年のうちでも最も暑さの厳しい時期がやってきました。
このブログが掲載される頃は大暑にあたり品質維持には厳しい気温となりますが、8月の旧盆用の出荷・販売に向けお客様へ新鮮で安定した品質の商品をお届けできるよう、各部署が苦情撲滅を目指し新たな試みに挑戦しながら連携を取り必死に業務を行っています。
■夏と言えば
夏の風物詩の一つである花火ですが8月1日は「花火の日」とされています。
私の地元でも毎年8月1日には花火大会が行われており、河川敷から至近距離でみられる花火はその大きさもさることながら、その音はお腹にまで響く程の迫力で毎年楽しみにしていましたが、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため今年の花火大会も開催は見送られることになり、夏の楽しみが一つ減ってしまいました。
しかし、家の周りを見渡すとノウゼンカズラやムクゲ、アガパンサスなどの花が目を引き、アブラゼミやニイニイゼミなど数種類のセミの鳴き声が聞こえるほか、トンボやチョウなどの昆虫類を目にすることで季節や自然を楽しむことができます。
また、林内や林縁などにはヤマユリやコバギボウシ、ヤブミョウガなどのほか、水辺ではハスやミソハギ、キショウブなど夏に咲く花も多くみられます。
朝夕の涼しい時間帯や熱中症対策を万全にして郊外の山野などを散策すれば夏にしかみることのできない動植物に触れることで夏の景色を楽しみ癒しの時間が持てるのではないでしょうか。
ちなみに、「花火の日」の記念日は複数日あり、「はなび」と読める8月7日や花火の歴史に関係する日となっています。
また早く安心してきれいな花火をみることができるようになって欲しいものですが、それまでは花火の代わりにシルエットがなんとなく花火に見えるピンクッションを観賞してみては如何でしょうか。
■梛 + 花筏
クラシックで取り扱っているクレマチス「インスピレーション」の商品名が「キーウ」に変更されたのは記憶に新しい所ですが、植物の学名や種名などの名前の由来はギリシャ語や似た部分のある動物からつけられたり、産地や自生地などに基づいたりといくつかあります。
その中でも私がクラシックの取り扱い商品で学名の由来について、なるほどと感心させられたのが「梛(ナギ)+花筏(ハナイカダ)」でした。
梛(ナギ)と花筏(ハナイカダ)は観賞用として一般の生花店で販売される事は少ないのであまり聞きなれない植物の名前かと思います。
ナギは幸せよぶ植物として販売されているようですが、自生地は本州南岸、四国九州、南西諸島などの温暖地に限られ、私は神社の御神木として植えられているのをみた事しかありません。
そのナギは針葉樹(マツやスギなど葉が針のように細長く堅い葉をつける植物)ですが、葉の形は卵型で表面にツヤがあり、縦方向に多くの葉脈が走っているのが特徴です。
ハナイカダは庭木として植えられることもある日本全国に分布する植物で比較的容易にみることができます。
そしてそのハナイカダは進化の過程で葉のわきから出る花序の軸が葉の主脈と結合して一つになっているので、葉の真ん中から花が咲いているようにみえるのが特徴です。
また、花柄と葉脈が結合したため葉柄から花(実)がつくまでの主脈が太く、花(実)から先の主脈が細くみえます。
このような特徴からピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、ナギとハナイカダの名前を足して「ナギイカダ」、そしてナギイカダ属に属するのが「マルバルスカス」です。
マルバルスカスを良くみると葉の真ん中に花(実)の痕がみえるのと葉の質感がナギに似ているため、ナギイカダとなりました。
このように名前の由来を知ることで取り扱い商品が一段と身近に感じられるようになりました。
前述した通り植物の名前には色々な由来がありますので、日頃から取り扱っている商品の名前の由来や花言葉などについてお客さまとお話されるのも良いかもしれません。
*ちなみにピンクション(Pin cushion)は名前の通り、裁縫で使用する「針山(針刺し)」に花の姿が似ている事に由来し、花火とは関係ないようです。
暑い日々が続き熱中症には十分注意しなければなりませんが、一歩外に出ればこの時期ならではの自然を感じ、触れることで心身ともにリフレッシュし、一日一日を大切にしながら新たな気持ちで毎日を過ごして行ければと思います。花のある暮らしっく!
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