CLASSIC スタッフブログ Vol.134
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは営業グループから、添田がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■新年とブログはじめましてのご挨拶
明けましておめでとうございます。
クラシックのスタッフブログは初登場、商品第2グループ(カーネーション担当)の添田と申します。
去年入社してはや3ヶ月、まだまだ勉強することが沢山ありますが、今年も業務に励もうと思います。
今回のブログでは、私が年末年始休暇の間に出会ったお花たちを紹介しようと思います。
■正月のアレンジメント
みなさんお正月はどのように過ごされたでしょうか。
お正月の過ごし方は人それぞれあると思いますが、久しぶりに実家に帰省し、家族や親戚と一緒に過ごされた方も多いのではないでしょうか。
以下にお示しする写真は、私が東京の実家に帰省した際、スカイツリータウンで見つけたアレンジメントです。
こうしてみると菊や葉ボタン、千両を中心に、ダリアやガーベラ、カーネーションのような洋花も多く使われていることが分かります。
お正月というとしめ縄や門松を飾るイメージがあると思いますが、近年ではこのようなモダンなアレンジメントでお正月気分を楽しむ人も増えている印象ですね。
このようなアレンジだと室内に飾ることができるので、部屋の中に「季節感」と「華やかさ」を同時に演出することができます。
またアレンジメントに使われている品種について、SPカーネーションではカリンボやメヌエット、ミレーヌなどが使用されていました。全体的に赤系の複色が選ばれているようです。
このように街で販売されている切花を見て、その傾向をつかみ仕入れのヒントにすることはとても大切なので外出時はなるべくアンテナを常に張るようにしています。
ちなみに私は祖母へ(写真2)右側のタイプのものを贈りました。
最初は(写真1)中央のタイプのものを購入しようと思ったのですが、予算的に若干オーバーだったため断念…
でも祖母がとても喜んでくれたのでお花を贈るってやっぱり良いなと改めて感じたお正月でした。スカイツリータウンでは少し観光地価格になっているのでは…と感じてしまったところです(涙)
■真冬の庭での出来事
話は変わって、私は墨田区のとある公園の花壇を植栽するボランティア活動を行っています。
公園からの要望で「よく咲くスミレ」(パンジーとビオラのハイブリット品種)を植えることになったのですが、そこで興味深い現象に遭遇しました。
下の写真を見ると、右側のよく咲くスミレには花が咲いていますが、左側のよく咲くスミレには花が付いて居ません。同じ品種のお花なのに何が起こったのでしょうか??
実は、左側のものは10月下旬に一度剪定をして、草姿を整えたものなのです。
どうやら剪定をする時期が少し遅かったようで、左側のものはあまり成長せず、そのまま冬の寒さで眠ってしまったのでは…ということでした。
このように、植物は一定の低温にさらされると成長を止めて眠ってしまうんですね。
写真4の写真は11月に撮影したものなのですが、この時期はまだ剪定したものとしていないもので、それほど外見に大きな違いは見られません。(若干左側剪定したもののほうが葉の密度が低いですが)
しかし、12月・1月と本格的な冬が到来すると、その差は大きく開いてしまったのでしょう。このように、気温の変化と剪定のタイミングによって植物の成長に大きな差が生まれるのは興味深いなぁと思います。
植物が剪定から回復するにはある程度のエネルギーが必要で、そのエネルギーを捻出できる時期は春や秋の成長期に限られているみたいです。
これは植物の種類によって違いがあり、茎が細く花が小輪のものほど必要なエネルギーが少量で済み回復も容易とのこと。
例えば、パンジーとビオラは見た目が非常によく似ていますが、パンジーのほうが、より茎が強健で花も比較的大ぶりです。そのため、秋に切り戻してしまうとそのまま春まで咲かないという事態が発生することもあります。今回植えた「よく咲くスミレ」はパンジーとビオラの混合種であるため、多少は回復も早いのではないかと期待したのですが、そうではなかったようです。
10月のあのタイミングで剪定をするなら、株の中心部を取るくらいにしておけばよかったと後悔したものの、手遅れでしたね。
植物の開花期を長くし上手に育てるには、時期に合わせた適切な判断が重要なのだとつくづく感じさせられました。
左側のよく咲くスミレは春が来れば成長を再開し、花をたくさん咲かせてくれるでしょう。
よく咲くスミレの後方にはチューリップも植えてあるので、それらとの共演も楽しみです。
■最後に
今回のブログでは私が1月に出会った花たちの紹介をさせて頂きました。
今年も季節や時期によってさまざまなお花との出会いや発見があることをとても楽しみにしています。
花のある暮らしっく!
「いいね!」