CLASSIC スタッフブログ Vol.135
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは営業グループから、テンジンがお届けします!
どうぞお楽しみください!
■自己紹介とルーツ
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、クラシックスタッフブログを初めて執筆するので少し自己紹介をさせていただきたいと思います。
私はテンジンと申します。
このブログをご覧になっている日本の方にはなじみのない名前ですよね(笑)
生まれ育ちはインドですが、チベット人です。
小さい頃から多様な言語環境で育っており、学校では英語、街中など外出先ではヒンディー語、家の中ではずっとチベット語…というふうに3つの言語を使い分けていました。
そして日本語についてですが、4年前に日本に留学生として来た当初、実は日本語は挨拶程度しかわかりませんでした。
大学の授業と研究も全て英語で、ちゃんとした授業などで日本語を学ぶ機会がなかったため、今でも日本語の繊細な表現や日本独自のコミュニケーション文化など、完全には理解できていないことがいっぱいあります。
ですが、学生生活とこれまでの社会人生活をとおして日本の友達もでき、来日当時に比べると格段に日本語が話せるようになったと思います!
ちなみに日本での社会人経験は1年半、そしてクラシックに入社して2カ月が経ちました。
切花の業界は未経験で、まだまだ勉強することは沢山ありますが、毎日切磋琢磨しながら成長していきたいと思っていますので、よろしくお願いします!
■チベットのお正月
初執筆のクラシックブログでは“チベットのお正月”について紹介したいと思います。
お正月はチベット語で「ロサー」と言いますが、「ロサー」はチベット語で「新年」という意味です。
チベット暦でのお正月なので、毎年時期が異なりますが、今年のチベットロサーは2月21日です。
昔はロサーは15日間お祝いするのが風習でしたが、最近では3日間お祝いするのが一般的になっています。
チベットでは、毎年12月になると、みんなお正月の準備で忙しくなります。
家や周りの汚れを清め、古いものは新しいものに取り替えます。
そして大掃除が終わったら、大石を焼いて石焼風呂をわかし、家族全員入浴し、身を清めます。
夜は身代わり人形というものを作り、これに家中の汚れを背負わせて追放する儀式を行います。
子供たちが一番盛り上がるのは、新しい服を着て、親や親戚から新年の小遣いをもらえる時です。(日本でいう「お年玉」ですね)
■ロサーの食べ物
ロサー前には、小麦粉をこねてねじり棒にして揚げた菓子(“カプセ”といいます)などの祝い料理を作ります。
それらは正月前に家の中に飾り付けた状態にしておき、新年を待ちます。
ちなみにカプセ等の祝い料理は飾り付けたものは正月期間中そのままにしておきます。
そして食べる用にまたカプセを別で作り、正月を迎えるとチャン(お米から作った酒)またはバターティーと一緒に食べます。
カプセは本当に美味しくて、子供の多い家では初日で全て食べ終わることもあります。
■ロサー(チベットの正月)3日間の紹介
1日目
朝から新しい服を着て、正月の飾り付けをした部屋に集まります。この日は家に住む家族だけが集います。
そしてみんなでチャン(お米から作った酒)を飲んだら、美味しいお正月のご飯を食べてゆっくり一日家で過ごします。
2日目
2日目はまわりの親戚や仲いい方のところへお土産を持って訪問します。
それぞれの家で一日中話したり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりしてゆっくりと過ごします。
3日目
3日目は家族でお寺に訪問して、お金(日本語ではお賽銭?ご祝儀?)などを贈り、新年の挨拶をします。そしてお返しにお守りをもらって帰ります。
このように、チベットでの新年は3日までゆったり楽しんで、お祝いします。
■最後に
チベット式のお正月の過ごし方はいかがでしたか?
日本のお正月と似ている部分も多いかもしれませんね。
これからも日本での生活も楽しみつつ、チベットの文化の面白さも少しずつみなさんにお伝えしていけたらと思います!
ぜひ次回も楽しみにしていただければ嬉しいです。
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