CLASSIC スタッフブログ Vol.143
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは常務執行役員の西森がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■卒業式
こんにちは、営業本部の西森です。3月は卒業式のシーズンですね。
我が家の息子も高校を卒業することになりまして、その式に出席して参りました。
平日でもあったので、始めは出席するかどうかも迷っていましたが、もうこんな機会も今後ないなと思いなおして出席しました。
結果としては出席してとても良かったです。泣かされました。
最近はすっかり涙腺緩々の私ですが、まさか息子の卒業式で泣かされるとは思ってもいませんでした。
■泣き1
型どおりの卒業式がすすみます。
来賓などの挨拶が続き、在校生代表の送辞が始まりました。生徒会長です。さすがは生徒会長!話がよく練られています。
季節に触れた導入から、その後の話の構成も素晴らしい。
今年卒業の生徒は入学直前にコロナが始まり、入学式ができず、学校が始まっても登校できないなど、丁度学校生活の3年間がコロナの始まりから終わりにぴったりと重なります。
このためにコロナにまつわる話には事欠かない学年です。
2年間体育祭が中止され、3年時にやっと再開できたのですが、空白ができてしまったので、生徒たちの引継ぎが途絶えてしまい、皆手探りで準備したそうです。
その際に、わからないながらも3年生は、しっかりと判断し、事をすすめ、下級生に範を示したそうです。
これに対し生徒会長が“先輩達は、○○(学校名)魂を示してくださいました”と大きな声で叫ぶのです。
ここまでのスピーチで、在校生代表の心情にすっかり感情移入している私は、満を持して、この叫びと同時に涙が溢れます。
一度開放された涙腺はその後も開放を続けます。
■泣き2
次は、卒業生代表による答辞です。こちらは、元生徒会長でしょうか。
現生徒会長にも増して、話が上手い。
コロナで苦労したが、それを良い経験であったと言い、それを支えてくれた先生方や、保護者、下級生に対する感謝の気持ちがしっかりと言葉の数々に詰まっています。
私は、また泣かされてしまいます。このころには、マスクが涙で濡れ始めたので、ハンカチを取り出し涙を拭います。
■泣き3&4
さて、式が終わり、卒業生の退出が始まります。
各クラスの後ろに保護者席があります。
一組から順番に一クラスずつ全員が起立して、後ろの保護者席を振り返り、数人がリレー形式で親に対する感謝の気持ちを大声で述べます。
“お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとうございました”
う~~ん、やられた。
言葉はとってもシンプルでありきたりなのに、なぜか心打たれます。3度目の涙です。
今度は生徒たちの退出に合わせ、ブラスバンド部が演奏を開始します。ユーミンの“卒業写真”。
年配の先生方が選曲されたのでしょうか。高校生が自ら選曲されたならまさに親殺し。親の世代には効果絶大。4度目の涙が流れます。
当初から涙を流していることがとても気恥ずかしかったのですが、この当たりになると隣のお母さん方も泣き始めていることに気づき、だよね~、泣けるよね~と共感しつつ、堂々と泣けると開き直り始めます。
■泣き5
卒業生が退出し、終わりかなと思ったら、3年生の担任の先生方が保護者の前に1列に並び、学年主任の先生が挨拶を始めました。
この先生、始めは先生なのに挨拶が下手だなあと思いました。(ごめんなさい) というか、思いがあまりに強すぎて、話がまとまらず、言葉が詰まるんです。
3年間、生徒達ととも、色々なご苦労や試行錯誤を重ねてこられたであろうことが、言葉の端々からひしひしと伝わってきます。
都度、開催が危ぶまれた体育祭や文化祭、修学旅行を生徒達のために何とか実現しようと奮闘されたそうです。(きっと教育委員会や校長先生などを説得されるのにご苦労されたことでしょう。企業の中間管理職的なご苦労が察せられます)。
たどたどしい言葉から紡ぎだされる一つ一つのエピソードが胸を打ち、都度涙が溢れます。
このころには、もう私は涙でぼろぼろです。
■これから
というわけで思いもかけず、卒業式ですっかり泣かされたわけですが、なんだか幸せな気持ちになりました。ありがとうございました。
我が家は、上の娘がすでに一人暮らしで、息子も今月から一人暮らしすることになったので、これから家では妻と二人で少し寂しくなりそうです。
小さい家にでも引っ越そうか? ひとまず花でも買って家に帰ろう。
花のある暮らしっく。
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