CLASSIC スタッフブログ Vol.180
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
2023年最後を締めくくるブログは取締役専務執行役員 佐々木がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■12月、年末です…
歳月人を待たず。
12月は「この一年を漢字1文字で表すと…」とか、「どんな1年でしたか?」と振り返りをする機会の多い月のようです。
残念ながら、私はというと、記憶力低下で、振り返った記憶が今年の事なのか、昨年のことなのかはっきりせず…? まあこんなもんです。
しかし、折角なので、写真のログを頼りに、のちほど振返ることにしたいと思います。
その前に、先ずは12月やっておかねばならぬことを・・・そう大掃除!
12月31日(大晦日)ではなく、12月13日は大掃除の日らしいです。ネットで調べると、12月13日は、東洋占星術の吉凶の基準となる二十八宿の鬼宿日にあたり、最高に縁起がいい日とされている様です。なぜ鬼の日が縁起がいい?と思うかもしれませんが、もともと「鬼」とは霊を意味し、その「鬼」が「宿」に居る日のことを表していて、怖い霊はみんな宿に帰り、しかもご先祖様の霊は我が家に帰ってきて守ってくれているという事らしいです。そんなとても幸運で安心な日に、年神様を迎える準備を始めると縁起が良いとされていて「正月事始め・煤払いの日」とされていたとのこと。
一年の積もり積もった汚れを落として、きれいに新年を迎えてもらうことが目的とされていますが、「大掃除の日」として制定したのは大阪市にある、ビルの運営、管理及びハウスクリーニングを手がける会社の様です。記念日としては(一社)日本記念日協会により認定、登録されたらしいです。
以前このブログにも書いたかもしれませんが、私は学生時代に引っ越し、およびハウスクリーニングのバイトをしており、掃除は手慣れたもの…のはずです。
とはいえ、お金を頂いてやるのと、自宅の掃除となるとまたこれが違うものですよ。自宅の掃除はなかなか手が付きません…。
バイトをしていた時は、「通常の時期から小掃除をやっておられると、良いですよ。」とお客様にはお伝えしておきながら、当の本人の自宅ができておりません…。
積もり積もった汚れをといいますが、このブログを書いている今、私は体調不良により鼻づまりと頭痛に悩まされ、積もり積もったフジカルな疲れも落としきれていない状況で、会社のみなさんにも迷惑かけまくっています。心よりのお詫びと共に、色々対応してもらっているみなさんに感謝しながら、更には頼もしさを感じております。
しっかり体調を整え、全てに感謝し、しっかりと2023年を締めくくることができるように
していこうと、しみじみ感じています。体調が悪いせいか、意味深に感じてしまいます。
ということで、以前のブログでは太陽を取り上げ、少し硬い内容になってしまっていたようにも思いますので、今回はどちら様も全く興味のないと思われる“私の趣味”を何となく紹介してみようと思います。
■妄想と現実
たまに、一般社交辞令的に「趣味は何ですか?」と訊かれることがあるのです。
その質問をされる方は、質問する前に「私は釣りです」「ゴルフなんですよね」「食べ歩き、旅行、音楽、読書…」と多種多様な趣味をお持ちの方。
クラシックの社員も、ブログでも記述されているように、様々な趣味を持たれていることに羨ましさを覚える今日この頃だったりします。
…というよりも「思っていて行動しなかったのは君だよ!」と、別の自分が今の自分を窘(たしな)める声が聞こえてくるのです。
知ってること、できること、やってること、は同じようでやはり違うんですよね。
やらなきゃだめなことは知っているのに、こういう風にやればできることも経験済みなのに、でも今やっていないとすれば、そこが大きな差になるんですよね。
そうこういっていること自体が”それ”なんですね。(それって何だよ、流行語的には“あれ(ARE)”にしておくべきだったかも)
ともあれ
よく耳にする言葉に、
「やった後悔よりもやらなかった後悔の方が深く残る」という名言がありますね。
イタリア・ルネサンス期のマキャベリの言葉の様ですが、年齢を重ねるにつれて、考えさせられることのひとつになっています。
その答え合わせは、またどこかですることにして、まずは一念発起!幾つかやってみました。
■切り絵に挑戦
たまたまネットで、葉っぱを利用して動物や建物、人物などを作成する切り絵を見る機会があり「いろんな事考える人おるんやなー、器用やなー」と関心をしておりました。
そこで思い出したのが、小学校の授業で習った版画。
それが木版なのかリトグラフなのかまでは思い出せませんが、その当時、家を題材にして、結構細かな作業を行い、版画として仕上げたところ、先生から褒められ、周りからも評価を頂いたことがあったのです。
そんな大昔の成功体験から、切り絵に挑戦してみることにしました。
道具を揃え、見様見真似で切り絵を作成してみたんです。
いや、自分でいうのもなんですが、細かい作業に集中する事に向いているのかもと思える体験でした。(そう…、大きなことはできませんけど…)
地道にコツコツと、まるで自身の人生のようです。夜明けまで、指の感覚も鈍くなる位に没頭できたように思えるのです。
■テニスラケットのガットが切れるまで
かたや、田舎育ちゆえにという事ではないのですが、小さいころから外で遊ぶ機会も多く、ソフトボールやサッカーなどの球技、柔道(これは屋外じゃない!!)などを楽しんでいました。
中学からは陸上部、高校もその流れで陸上部でしたが、部活では、如何にさぼるかに知恵をつかっておりました。
それと、これは以前からですが、テニスをたまにやっているのです。
何故テニスに・・と思われるでしょうが、今でいう、フェデラーやジョコビッチ、ナダルではなく、当時のスタープレーヤーだったボルグやマッケンローに憧れて始めたということになりますでしょうか。
今となっては、10分も継続してプレーできませんが、ガットが切れるまで入れ込んだ時期もありました…
■建築物を見る!
3つ目、これも昔から趣味というよりもただ好きなだけなのですが、建築物を見ることがお気に入りです。
これは神社仏閣、教会から現代建築まで、はたまた普通の家やマンション、渡辺篤さんのお宅探訪ではないですが、家の中を見ることも興味があります。
といって、立ち入り許可なく入ることは趣味にはしておりません…念のため。
長々と綴ってしまいました。
さて、どれが現実?
■写真で1年を振り返ると
2023年は、京都にある伏見稲荷訪問から始まりました。
全国に3万社あると言われる稲荷神社の総本宮であり1300年以上の歴史を誇り、千本鳥居、おもかる石なども有名ですよね。
例年のごとく、今年も行列に並んで、おもかる石をしっかりと思いを込めて持ち上げてみました。
成就可否を占うという試し石、その感じる重さが可否の占いポイントで、その重さが自分で予想したよりも軽いと願いが叶うといわれています。その思いと重さを記することはやめておきます。
いずれにしても、建立された当時と変わらぬお天道様が、古(いにしえ)に誘ってくれかのようで、気持ちが洗われた一年の始まりでしたね。
2月には、以前から知り合いの花飾人である先生からのお誘いで、啓翁桜の生産者イベント
の視察に東京へ。まだ寒い中でしたが、久しぶりにパフォーマンスを拝見して心は温かくなっていました。
「花からの風を、少しでも感じてもらえるイベントになったのではないだろうか」と独り言が漏れていたかもしれませんね。
そして今年は、何と社員のみなさんへフラワーバレンタイン!!
社内全員にとはいかなかったのは残念です。次回機会あれば?福岡支店、本社のみなさまにもお送りできる方法も考えねば・・
かたや、私からお花をもらって嬉しいか否かは横に置いておきましたので、身勝手な花贈りとなってしまったかもしれません。
国産の球根付きチューリップ、ムスカリ、クロッカスをお贈りしましたが、みなさんに「ほっこり」してもらえればと勝手に思って勝手に納得しておくことにします。
既に啓翁桜は、候補にはいっていますが、来年に向けて、これ喜ばれるよというお花があれば、みなさんからのご意見お待ちしております。
■寂しい出来事も…
6月には叔母が人生を全うし、この世を離れました。
その際には姉妹が集まり、花と共に笑顔で旅立ちを見送ったそうです。
年を重ね、自由が利き辛くなると会いたくても、なかなか会えなくなるといいます。
もしかすると、長女である叔母が、妹たちと会いたくなったのか、それとも妹たちに会う機会をプレゼントしようとしたのかもしれません、真意の程は確かめようもありませんが…。
■夏以降の出来事…
長く暑い夏、花の生産にもご苦労があったのではないでしょうか。
私はそのギラギラ太陽に似たプロテアを大きく開花させてみました。
レシピによりどれ位の日持ち向上が期待できるのか実験でした。
「その結果は後の論文で発表することにする。」と
生物学者のようなことをいってみたくもなりますが、その豪華さは日本だけでもどれだけの方がご存じでしょうか?、かっこ良い花、まさにその象徴さを感じる花です。
秋にはクラシックへお花を供給をして頂いている海外のパートナー各社が来日。
成田にあるオペレーションセンター(冷蔵倉庫/リパック加工)にも毎回立ち寄って頂きました。
産地によっては市場にも訪問する機会を設けさせていただきました。訪問した際には、お世話になり誠にありがとうございます。色々な意見交換し、共有することで、更に良い供給体制に寄与するものと思います。重ねて感謝を申し上げます。
上記以外にもいろいろなイベントにも参加させて頂きました。
イベントだけではなく勉強会にも参加させて頂きましたこと、機会を与えて頂きましたみなさまに感謝でございます。
しかし、およそお役に立てていなかったのではないか?と自問自答の、いや自答はできてませんが、自問する日々でございます。
■そして12月
そして12月。
何年?いや10年以上振りに原宿駅に立ち寄りをしたのです。
「原宿駅綺麗になっとる!」思わず心の声が漏れ出てしまった。声は出ましたが、そんなに変な人間ではございませんので安心してください…
まずは、明治神宮へ
原宿で降りるのも久しぶりであれば、明治神宮も同様にご無沙汰をしておりました。
入口の大鳥居の前では、お参りされて帰る方が本殿に向かいお辞儀をする姿、そして本殿までの道を、標識のようなものは目にしませんでしたが、およそ左側通行で人が流れているのを目にします。
その日最初に参拝した人が左側通行の流れを作っているのか、その後にみんなが左側通行を心地よく思い、その日のルールになっているのであろうか?いずれにしてもほとんどの方々が両端を歩いている光景を見て、参道では端を歩いて進むマナーを思い返すことができました。
大きな参道には両端に舗装した1m-2m幅の道があり、真ん中の参道の大分部分は砂利道となっています。
真ん中(正中と言われるらしい)は神様の進まれる道なので、お参りする私たちは参道の端を歩くのがマナーといわれています。
そのマナーの心構えに加えて、両端に舗装された部分があるという整った環境もあり、そして、日本のことを理解している方々が多くいることで、整然と両端を人が参拝する光景が続いていくのでしょうね。
大きな木々、草木を見ながら本殿にお参りし、原宿駅近くの大鳥居までの往復30分前後と短い時間でありましたが、心地よい時間を過ごすことができました。そして大鳥居の前で本殿に向いお辞儀をしてきました。
その後、原宿駅の橋から目を巡らしたのが表参道方面である。
以前、クラシックは原宿駅からほど近い明治通り沿いに本社があり、いつも原宿駅を利用して通っていたのです。
仕事以外にも色々思い出のある場所です。
思い出に浸っているわけではありませんが、浸ったこと(?)を記述しておきたいと思います。
原宿駅の橋からは代々木体育館も垣間見え、脳裏を横切ったのが、プールでの溺れかけた時のことでした。
ある時、同僚や先輩方とよせば良いのに、思いついたかの様に水着を購入し、体育館プールに泳ぎに行ったことがあります。
小学生の頃から泳ぎはそれなりにできており、水泳の授業では先生も面倒だったのか、私ともう1-2名はずっと泳いでおくようにとだけ指示され、1時間泳ぎ続けていた記憶があるほどでした。
ですから、予備校からのブランクはあるものの泳ぎ始めて30m位までは少しの余裕を見せながら何とか泳げていたように思います。
でも、でも…その後20mは本当に溺れるかと思うほど… 汗。
その後、水着は購入したものの、使用することはありませんでした。
■感謝(行動指針のひとつ)
わたし自身はお花を生業にする中で、今年も色々な花や草木、大きくは自然からたくさんの癒しや安らぎを頂いております。
しかし、当たり前に思えることが本当は特別なことなのかもしれません。
普段のことを幸せに感じ、そして日々感謝し生活していくようにしたいと思います。
花業界におきましても今年も除夜の鐘が鳴るまで、お忙しい方々も多いかと存じます。
それはきっとお花が生活の中のもっと身近にあって、そしてふとした時に、吐息が零れるがごとく、「お花って」“あって良かった”と思って頂ける時間をつくっているお仕事なんだと思っています。
当たり前が当たり前であると思える人、そうでない人、色々だと思います。
人に、生活に花ありて、少しの幸せを感じることこそ、幸せである。
今年も1年間本当にありがとうございます。
来年もみなさまからご期待を寄せていただき、ご期待に応えられるよう努めてまいります。
年末の慌ただしい時間をお過ごしとは存じますが、お体ご自愛いただき、新たな良き年をお迎えされますように!
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