CLASSIC スタッフブログ 新年号【代表取締役社長 西尾からのご挨拶】
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
2024年第一弾は弊社代表取締役社長 西尾がお届けします!
どうぞお楽しみください!
新年のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 本年もよろしくお願いいたします。
このたびの令和6年能登半島地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
さて、
みなさまの2023年はいかがでしたでしょうか。
昨年2023年の日本は、良くも悪くもコロナ禍から平常への転換の一年だったように思います。
ちょうど1年前の昨年1月、それまで2年半webミーティングおこなっていた全社員での会議を久々の対面形式で実施しました。
その際の社員たちに、久々に互いの顔を直接見られた喜びと、”密”な空間に多人数で久々に集う少しの緊張感の両方があったことを覚えています。
また、弊社のパートナーである海外各国の生産者等の来日も一気に増え、同じ日に複数の国からのお客様を迎えるようなこともありました。
かたや、花の市況についても、良くも悪くも平常に戻りつつあり、コロナ禍における品薄からの高値一辺倒から、市況低迷と高騰の変化率が大きくなってきたように思います。
とはいえ、日本の花マーケットにおける「供給不足」の問題とは、今後、中長期的に向き合わなければなりません。
花の国日本協議会による昨年10月のフラワーサミットでは、供給不足下にある花の現状に対するパネルディスカッションが行われ、弊社会長も参加させていただきました。
「花はなくならない!生産・流通のロードマップ!」がその表題ではあったのですが、これは裏返せば、手を打たなければ花が(無くならないまでも)減り過ぎてしまう、ということに対する危機感が背景にあります。
供給の問題となると、とかく国内生産減少の話がクローズアップされますが、輸入切花も残念ながら増えていません。むしろ減っています。
2019年の輸入本数年間13億本から、2020年にコロナで11.5億本に落とした後、2021年以降は12億本で横ばいです。2023年の数値はまだ確定してませんが、やはり12億本程度となりそうです。
国産と輸入というのは、とかく対立軸で語られてしまうことが多いですが、私は手を取り合い役割分担しながら、ともに日本の花マーケットに花を満たしていくべきパートナーでありたいと考えております。
弊社単体でできることは限られておりますが、そのような状況の中、弊社としての国内マーケットに対する供給責任を果たしていくため、この度、既存の成田オペレーションセンター隣接地に建物面積約3,000㎡の冷蔵倉庫「成田オペレーションセンター WEST(NOC-WEST)」を完成させました。
NOC-WEST稼働により、今までより高いレベルでの温度管理による品質向上とスムースな出荷を実現して参ります。
「クラシックは、花を求める方々へ、望まれる花を、確実に届けます。」
というクラシックのミッションは、ますます高まる日本国内での花のニーズにおいて価値のある使命だと考えています。
この使命とする供給責任のため、クラシックが誇る海外のパートナー農園が大切に育て上げた大切なお花を日本のお客様に届けられるよう一層の努力をしてまいります。
花を愛でるすべての方々にとって、そして花の生産・流通・販売にかかわるすべてのみなさまにとって、この2024年が良い1年となりますように。
また、クラシックの行動規範のひとつである「Smile」が一つでも多く生まれるよう、みなさまとともに花業界を、そして日本を微力ながらも盛り上げて行ければと思っております。
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