CLASSIC スタッフブログ Vol.194
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは営業推進グループから柳詰がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■手間のかかる子ほど愛しい?
先日ふるさと納税を利用して、大好きな数の子を北海道の自治体からいただきました。
今までは塩抜き不要の数の子を食べていたのですが、今回は塩抜きが必要なタイプでした。
届いた嬉しさで「塩抜きしてないけど、どうせ普通よりちょっとしょっぱいくらいでしょ!このまま味見しちゃお♪」とすぐに開封して欠片を少しパクリ。
……
「しょっぱ!!!!!」
人生で一番塩辛いものを食べた瞬間でした。
塩抜きしない数の子ってあんなに塩辛いんですね、、塩辛いというか、塩そのものを食べている感じで衝撃を受けました。
そのまま食べることは無理だと悟り、ちゃんと塩抜きという手順を追うことにしました。
ちなみに塩抜きは、ググってみると
①水1Lに対して塩小さじ1を入れた塩水に数の子を浸ける
②3時間経ったらいったん水を捨て、同量の新しい塩水に浸ける
➂さらに3時間浸ける
というなかなかに手間のかかるプロセスが必要なようで…
でも、せっかくの良い数の子なら、ちゃんと美味しくいただきたいと思い、指示どおりに塩抜きをおこないました。
結果、上記の時間だとまだ私にとっては塩分が強く感じたので、5時間×2回くらいは浸けたかと思います。
それだけ時間と手間をかけて塩抜きした数の子は、とても美味しく、最高のお酒のアテになりました!
■お花
塩抜きというプロセスを調べていて浮かんだのが、花の水揚げです。
お花屋さんで花を購入したりして家で花を飾る場合、水揚げ(他にも手法はありますが)をすることでより長く、その美しさを楽しむことができます。
その一手間を惜しまずおこなうことが、それぞれの美味しさや美しさを楽しむことができるという点が少し似ているなと感じました。
「手間をかける」ということは「大切にする、愛情をかける」ということに近いんだなと改めて気づくきっかけとなりました。
私たちクラシックにおいても、お花の生産地との連携や自社工場での検品など、少しでも良い状態のお花をみなさまのもとにお届けできるよう、手間を惜しまず、情熱をかけて日々の業務にそれぞれが臨んでいます。
生ものなのでそれが難しい時もありますが、愛情こめて育てられたお花を大切にし、みなさまのもとに届ける、ということについてはこれからも妥協せずにいたいと思います。
そろそろ母の日を迎えます。愛情がいっぱい詰まったお花に、みなさんの感謝の気持ちを加えて、愛情てんこ盛りのお花を、お母様はじめ大切な人に届ける良いチャンスだと思っています。連休のレジャーやリフレッシュも大切ですが、母の日もお忘れなく!
■THREEのご飯
先日、日比谷にあるコスメブランドTHREEが展開するレストラン「REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA」に食事をしに行きました。
こちらのレストランは
「地産地消」、「身土不二 (しんどふじ:からだと土地は一つにつながっている)」
という考え方を、食事で表現するというコンセプトがとにかく大好きなのです。
植物由来の素材を中心に、日本の旬の野菜を積極的に取り入れ、素材の美味しさと栄養を最大限に活かしたお料理を提供してくれるので、食事しながらとても元気になれる気がします。
この日はコースディナーをいただいたのですが、まずは店内で丁寧に発酵させて作られたコンブチャ(緑茶や紅茶に砂糖と酢酸菌と菌類を入れて発酵させてつくる飲料。いわゆる紅茶キノコ)からスタートし(またこのコンブチャがなかなか酸味があり食欲が刺激される!)、茶樹茸(ちゃじゅたけ)と柿の白和えや秋野菜のキッシュなど、和洋に縛られない自由な調理スタイルで旬の食材を美味しくいただくことができました。
また、この日は食事に合うお酒をペアリングしていただきました。
白ワインやワイン風の日本酒など、その食べ物にあったお酒の紹介をしていただくことで、楽しい食事がさらに一段階上の食体験になったことがまた嬉しかったです。
食事をするという日常の行動が、「食事を体験する」という一つの経験になったことで、この日のディナーを忘れることはないと思います。
■モノ消費からコト消費へ
先ほどの「食事を体験する」ということは、まさに今の社会の消費トレンドでいわれる「コト消費」にあたります。
食べ物という、当たり前で、どこにでもあるものを、その店独自のコンセプトによって磨き上げ、さらに飲み物のペアリングを通したコミュニケーションという付加価値をつけることで「体験」へと昇華されたのです。
この仕組みはお花をはじめ、色々な商品に置き換えても実現可能なのではないかと思います。
よくも悪くも物に溢れたこの時代、良いものを提供するのが当たり前のような風潮になっていて、そこからの差別化のハードルがあがっています。
物が溢れているからこそ、その物を通して、消費者のかたがたに何を届けられるのか、どんな感情や体験を経験していただけるのか、そうした「物」の先にある「伝えたいもの」が何かということを常に考え、向き合っていくことが大事なのだと思いました。
そのためにもやはり、商品を取り扱う側の私たちもその商品を「大切にする、愛情をかける」ということは忘れずにいなくてはいけないと改めて感じました。
これからも、自分自身の体験を通し、お仕事に還元できるよう常にアンテナを張り巡らせていきたいと思います。
それではまたお会いしましょう!
花のある暮らしっく!
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