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輸入切花専門商社 株式会社クラシック

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CLASSIC スタッフブログ Vol.205

2024.07.08

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

今週のブログは営業本部本部から松バラお届けします!

どうぞお楽しみください!


 

■ケニアという国

つい先日、ケニアに出張へ行ってまいりました。

このケニアという国は高地にあり、赤道直下で安定した気候、そして豊かな水源も備えていることから、様々なお花の栽培に適しています。中でも私が担当しているバラは特に栽培が盛んで、その作付け総面積は2,500ヘクタールを超える(日本の約10)と言われています。

クラシックでも多くのバラを取り扱っていますが、その6割がこのケニアからの輸入バラです。ケニアバラはどういったバラなのか、というのは色々なところでお話をした気がするので、今回はその産地であるケニアという国自体にフォーカスし、ケニアの人々や食事、サブカルチャーなどに松原的目線から触れていこうかと思います。

 

■おっとりしているが実は賢くて肉食系

ケニアの人達は体感ですが、穏やかで礼儀正しい人が多いと感じています。若干ルーズな所もあったりしますがそこはご愛敬。

言語はスワヒリ語と英語の両方が話されます。実はこの2つの言語は互換性が極めて高いそうで、現地の方同士の会話では両言語が入り乱れることも珍しくありません。また、それとは別に42あるケニアの民族が各々独自の言語を有しており、それぞれが方言とは異なる、完全に独立した自民族の言語をも話すことが出来ます。

すなわち、ケニアのほとんどの人々が三つの言語を操ることが出来るということですね。

その昔、私にも「俺〇〇弁も話せるからバイリンガルってことだわ」などと恥ずかしい発言をしていた過去があるのですが、それとは次元の違う本物のマルチリンガルが多く存在するというのがケニアです。

 

さて、そんなケニアの人々はお肉が大好き。紛うことなき肉食集団です。牛や鶏は勿論の事、山羊肉も好んで食べられており、レストランによってはダチョウやインパラなど日本では滅多にお目にかかれない肉料理を提供する場所もあります。

これらの肉を炭火でローストした「ニャマチョマ」と呼ばれる料理が好んでケニアでは食されるのですが、これがまた本当に美味。私も訪問するたびにニャマチョマは食べるのですが、お気に入りはマトンです。臭みが無くて食べやすいので、好きな人はドはまり必至です。

 

 

 

ニャマチョマ

 

これにケニアのビール「タスカー」と国民食「ウガリ」が揃えば、もうあなたも立派なケニア人です。
ケニアに訪問する際には是非この3点セットをお試しあれ。

 

ケニアのビール「タスカー」

 

■意外なトレンド

ケニア入国審査の際、対応してくれた審査官が割と若めの方(2030代?)だったのですが、「こんにちは、ケニアへようこそ」と上手な日本語で話しかけてくれました。何故日本語を知っているのか尋ねたところ、日本のアニメが大好きで日本語を頑張って覚えている最中なんだと興奮気味に教えてくれました。

あとで調べてみると、ケニアを含めアフリカでもいくつかの国で若年層を中心に日本のアニメが人気を集めており、大規模なイベントまで開催されているとのこと。

ヨーロッパやアメリカではよく聞く話なのですが、まさかアフリカまで浸透しているとは、、、しかも言葉まで学ばせちゃうなんて、日本のアニメ、恐るべし。

 

■仕事だけで終わらせるには勿体ない国

今回の出張で4度目の訪問になりましたが、ケニアは何度行っても素晴らしい国だなと思います。

リゾート地のような華やかさを求める方には、もしかしたらケニアは旅行先の候補に入りにくいかもしれません。しかし、人も良い、食事も良い、花も綺麗、自然も美しいという何拍子も揃ったケニアは、私にとってプライベート旅行にも自信を持って推せる国の一つです。

是非この機会にケニアの訪問を検討してみてはいかがでしょうか。


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