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CLASSIC スタッフブログ Vol.210

2024.08.12

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

今週のブログはffお届けします!

どうぞお楽しみください!


 

■毎日暑いです…

こんにちは、クラシックffです。

異常に暑い日が続くなか、先週までパリではオリンピックの熱戦が繰り広げられ、心地よい興奮や感動をもたらしてくれました。
ゴルフという競技は、あまりオリンピック向きではないような気もしておりますが、私の推しである松山英樹選手が接戦の末に、金は逃したもののメダル獲得ということで、テレビの前で大喜びしたことは記憶に新しいです。

 

さて、前回、自分の趣味である音楽(楽器いじり)について、触れてみましたが、今回はその続編ということで書き進めてみたいと思います。

中国は北京でBJBJ(Beijing Japan Brass and Jazz)というバンドで演奏していたこと、714日に浜松でLiveを演るというところまで、前回お話ししました。

(一番の目的でもあった)Liveの打ち上げまで何とか辿り着いた経過を、少し詳しく振り返りたいと思います。

 

■事の起こりを振り返り…

私が、北京で仕事をしていたのは2011~2014年、今から10年以上前のことです。

BJBJは2008年から活動していたそうで、コロナ禍を経た今も活動中で、今年15周年というバンドです。

 

企業の駐在員や留学生を中心にしたバンドなので、メンバーがしょっちゅう入れ替わるという宿命を背負ったバンドとなります。

昨年の今頃、帰国したメンバーの一部が居酒屋で集まり「日本に帰ってきたメンバーOB/OGで集まってなんか演奏したい」という話が盛り上がり、そのままのノリで714日浜松Liveが決定したと聞いています。

昨年の9月くらいでしょうか、私の敬愛するギタリストOさんから、上記Liveの話を伺い「一緒に演りませんか」とありがたくも誘っていただきました。

楽器いじりからは10年ほど遠ざかっているものの、みんなで大きな音を出せる誘惑には勝てず、「はい、ぜひ!」と二つ返事でお答えしました。

私の担当は主にドラムですが、ドラム(パーカッション系)のOB/OGメンバーは数人ほど揃いそうということで、23曲を担当するくらいなら何とかなる…という軽い気持ちもありました。

 

■東西分かれての練習…

いざ、40人を超えるメンバーがいるバンドでLiveを実施するとなると、準備は本当に大変だったと思います。(偉そうに幹事団にお任せしてしまったので、他人事となり大変恐縮しております)

その幹事団の必死の準備も進み、選曲(14+α…多い!)から、譜面の手配、会場手配など着々と進んで、練習については、全員で集まることができないので、関東/関西で別れて別々に練習が計画されました。

関東エリアに住んでるメンバーは月に1回程度、新宿のスタジオに集まって、練習してきました。

本来、私の担当するリズムセクション(とりわけドラム)は早めに仕上げて、管楽器のアンサンブルやバンド全体のダイナミクスを創り上げることが大切だと言われてますね。

とはいえ、こちとらリハビリ中の63歳、テンポをキープ(同じ速さで演奏)することさえ上手くできません

メンバーのみなさんにはだいぶ迷惑をかけたと思います。

 

■直前で体調不調!

日に日に「こんなはずでは」という自信喪失と不安が積み上がっていきます。

結構なプレッシャーに耐えながら、こそこそ個人練習などの準備を進めていましたが、5月頃から左のあごが大きく腫れてしまい“瘤取り爺さんみたいな風体となって、痛いやら食事できないやらでバンド練習どころでない事態に陥ってしまいました。

どうやら、抜き忘れていた“親知らず”が炎症を起こしているとのこと。

悪いことに、処方された抗生物質が合わなかったのか、全身発疹で痒くてたまらないという、まさに泣きっ面にハチ状態でした。トホホ

なんとか腫れも治まり、親知らずも抜いて、体調的にはなんとかなりましたが、直前の1カ月以上のブランクがあいたことで、焦りは最高潮となってましたね…()

 

■いざ浜松へ

「自分は本番だけには強い」という、なんの根拠もない思いを胸に、メンタルだけは保ちつつ、本番前日の713日に新幹線で浜松駅に移動しました。

改札を出ると10年以上ご無沙汰していた関西のメンバーが待っていてくれており、感激のハグ!

いっぺんに時間も距離も縮まった感じがしたと同時に、不安は開き直りに変化しつつあることを実感してました。

 

■音楽の街

少し話は脱線しますが、浜松という街は楽器メーカが集まっているからか「音楽の街」という感じで、街中の至る所でコンサートのポスターなどが目に留まりました。

仲間たちと観光で訪れたヤマハイノベーションロード(博物館)では、様々な楽器の展示や実際に触って演奏できるなど、テンションを上げる良い機会となりました。

 

その流れで前夜祭(飲み会)へ!

久しぶり会う方、初めましての方など様々でしたが、不思議な、そして妙にパワーのある連帯感が生まれることを実感。おいしいビールとともに「やっぱり音楽っていいなぁ」などと、まだ演奏もしていないのに大いに盛り上がりましたね!

メンバーは、中国から帰国して国内各地に散らばったメンバーのみならず、北京からアメリカに転勤してるサックス吹きや、同じくフィンランドに移住してるピアニスト、北京で現役で吹いているトロンボーンプレーヤーなど、なかなかグローバルなメンバーが揃っています。

2次会では、数人の年配系メンバーと地元のライブハウスを訪れ、レベルの高いアマチュアJazzバンドの演奏聴きながら、翌日に向けたテンションとしては準備万端です!

 

■いよいよ当日…

当日午前中は全員集まって行う最初で最後のリハーサルです。

全員揃うと、音も厚くて(熱くて)一緒に演奏していて、とにかく「楽しいぃ!」

思わず気合が入っちゃいましたねで、これが大きな問題を引き起こします。

そう、リハーサルで、頑張りすぎたんです…

 

■本番乗り切れるか?

 

本番開始直前から、手に違和感が発生!

右手の指が引きつって動かないし、前腕部がピクピクし始めたぁ…

本番の演奏は14時から3部構成で、1部の吹奏楽パート、2部では少人数編成のセッションパート、3部はJazzのビッグバンドパートとなっています。

私は11曲を担当…この長丁場で身体が耐えられるか? とてつもない不安を抱えて、本番突入!

1部の途中から右手をこむら返り襲ってきました。山に登った時に足が攣()ることはありましたが、手が攣るというのは初めてです…泣

念のために持ってきていた薬(コムレケア…渦中の製薬会社ですが、これはすぐに効くので個人的に信頼度高い薬です)をこっそり飲んで演奏を続けますが、なかなか治まらない…

 

3部に突入する前の休憩で、追加の薬と、ガムテープで腕をぐるぐる巻きのテーピングで応急処置です。

本番でみんなに迷惑はかけたくない! そんな思いだけでした。

「結局“老い”との闘いかよ!」と嘆きながらも、本番中でアドレナリンもたくさん出てくれたのでしょう、何とかアンコールまで演りきれました…

オリンピックの名言ではありませんが「自分で自分をほめたい」瞬間でしたね。

 

 

 

■Let‘s打ち上げ…

一年近く、Liveが終わった後のビールのうまさを夢に見て、自分なりに準備を重ねてきました。

ところが、肝心の打ち上げでも、手+足のこむら返りが治まらず、だましだましという感じでの乾杯となりました。

それでも、やり切った達成感と、いい仲間との楽しい時間が共有できたということで、最高においしいビールをいただくことができました!

 

■我に返って…

帰宅した翌日には、Liveの様子を仲間の家族が撮影してくれた動画がYouTubeアップされていました。

冷静に自分の演奏を聴くと、まぁ耳を塞ぎたくなるレベル感で、「みんなに迷惑かけたなぁー」と反省はしています。

一方で、「楽しかったからいいや」「あの状況で思ったよりはマシにできた」といった、根っからの楽観的、かついい加減な考え方(ポジティブ思考ともいう)で、既に良い思い出に昇華させています。

このメンバーで演奏するのは一日限りという『一期一会バンドのBjBj』で、繋がりや絆、仲間の素晴らしさを感じるイベントに、メンバーとして参加することができて、なんだかんだありましたが、これだけ楽しめたことは得難い経験となりました。

やっぱり、音楽を通じた仲間との関わりは楽しいってことを実感できたこの一年近くの活動でした。

みんなありがとう!

前回と同じことを書きますが、アマチュアミュージシャンとしては、演奏している自分が良い気分になりたいので、「誰と演るか」がとても大切な要素だと確信できた浜松でのLiveでした!

 

■花のある暮らしっく

自分で演奏することはしばらくトーンダウンさせて、部屋に花を飾りながらお気に入りの音楽を聴くことを楽しみつつ、この猛暑を乗り切りたいと考えています。

花を通じた仲間との関わりも、もっと楽しんでいきたいものです!

花と音楽のある暮らしっく!


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