CLASSIC スタッフブログ Vol.212
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは佐粧がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■お花のルーティン(仕事編)
品質管理室、通称『品管』の佐粧(さしょう)です。この部署の所属も随分長く、私のルーティン、仕事内容、昔も今もそう変わらず、地道に活動しています。
カーネーションチームとも兼任していますので、南米産のカーネーション類を中心に品質を管理しています。
今の私のルーティン作業の一部、ご紹介します。
- ①南米産のスプレーカーネーションの日持試験をする。
スプレーカーネーションの日持ち確認作業は、水揚げ後から、12日目までの花の開花率、全体の25%の花の輪数が何日目に枯れるか、最終12日目に何パーセントの輪数が枯れているかの確認をしています。
今年、1月、2月エクアドル産スプレーカーネーションの品質悪化問題が多発して以降、花の品質状態の確認をしています。
品質問題が発生していた、1月、2月はお客様からのクレームも多々あり、大変ご迷惑をおかけしました。
その当時の花の状態は、開花率、日持ちも本当に悪く、ボトリチス(菌由来の)腐り、傷みも多かったです。
品質状態が安定してくると、開花率、日持のデータ結果も改善されているのを確認できたことは嬉しいことです。
産地とは日本での品質結果をフィードバックし、良品質な花を継続的に出荷してもらえるように、農園との関係性を大事にしています。
とはいえ、回数をこなし、慣れてくると、この地道な日持テスト作業(花の抜取り、水揚げ、花瓶用意、札付けから、最終片付け迄)を単調に感じてしまうこともあり、そういうときは少し作業がつらくなります。
自分のモチベーションをどう上げるか、最近の課題になりつつあります。
*画像は、通常 Aragon(赤)という品種です。花弁が水平に完全に開花しない傾向だったのですが、花弁の完全開花を見ることができ、思わずテンションあがった時のものです。
こういう良い状態を確認できる瞬間は、テンションあがります。
- ②南米産のスプレーカーネーションの輪数、切前検査をする。
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時々、お客さまから、弊社のお届けしたスプレーカーネーションの花、蕾が硬すぎる状態の画像をいただくことがあります。
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産地も天候で生産量があがらず、注文量を満たす為、やむえず蕾の硬いものを出荷してきた背景もあるようです。
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農園が必死に出荷した花も、蕾が硬すぎ、弊社品質基準の4輪/本には満たず、負のスパイラルです。
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現在、弊社の現地スタッフと連携をしっかり取りながら、切前の硬すぎ問題改善、結果が出せるよう頑張っています!
➂輸送貨物に入れている温度記録の確認。1週間に何個も温度計確認します。
農園出荷してから、弊社に届くまでの積算温度を確認し、異常がないか確認しています。
積算温度というのは、1時間当たりの温度の積算、積み上げ数値です。
特に南米産は日本までの輸送時間がアジア圏よりも長くなるので、輸送中の温度異常がないかは、いつも注意を払う必要あります。
■お花の楽しみ(自宅編①)
この夏のトピックは、春の花だと思っていた鉢植えのアマリリス、今年は、なんと年2回、4月と7月に4輪開花を楽しめたことです。
アマリリスが夏に咲いたのは初めてでした。
埼玉県に住む友人も、近くのバラ園で地植えのアマリリスが同じ7月頃、開花しているのを見たということです。
気候温暖化が、アマリリスの植生に影響あったのでしょうか。
この白いアマリリス鉢植えは、近所のスーパーで3年前の冬に購入したもので、花が終わった以降は、液体肥料を毎週少量あげ、室内、窓際に置いて、2023年春4月初めてまた花(それも4輪咲き)をつけてくれました。
花の茎が2本も伸び、計8輪の花をワンシーズンで鑑賞できます。
初めて買った冬以降、お花をのべ4シーズン見られ、植物(球根花)の生命力は凄いなーと思います。そして、コスパも良い!(有難い)
6月には、『分球』という作業をし、親球根から、小さな球根の2株、株分けをしました。
親株のそばから、脇芽の葉が大きくのび始めていたので、ネット情報を参考に、カッターナイフで恐る恐る、親株から切り分けるという、ドキドキ、緊張ものの作業でした。
画像右端から2番目の鉢は、社内事務所で咲き終わり、放置?されていた鉢を、もらい受けたものです。
今私の家の窓際は、この4鉢分のアマリリスでいっぱいです。
私のアマリリス鉢は、南側からの猛暑の直射日光がこんなにあたり大丈夫なのかと思うのですが、今までこの場所で夏を乗りきってきているので、この夏もここで管理しています。
来年の4月頃に、分球した小さな株が、どの位生長しているか、会社からもらい受けた株が、来年もう一度開花できるか楽しみです。
クラシックも以前、冬12月になると、オランダから切花のアマリリスを輸入していた頃がありました。
開花輪が大きく、冬の寒さでより日持もし、ゴージャスなお花、テンションの上がるお花です。
近年、弊社では輸入アマリリスの入荷がなく、みなさまにご紹介できないのが残念ですが、個人的に、アマリリスの鉢も、お薦めです。
■お花の楽しみ(自宅編②)
今週は、事務所で、商品第1グループの商品、ケニア産バラのサンプルから1本だけもらい自宅で楽しんでいます。
社内でこうした海外から届いた花のサンプルを時々、おすそ分け頂けるのは恵まれています。
とくにサンプルがバラだと、スタッフの興味関心度も高くなるように思います。当の私も頂きました。
スプレーバラなのに、花が大きく、茎もがっちり、花はカップ咲きの丸型のフォルム、よく見るスプレーバラとは随分と様子が違います。
担当者に品種名を教えてもらいました。
ガーデンローズタイプで、Julieta Cerise。Ceriseは Dark pinkという意味。ガーデンローズのフォルム(丸形)がとても可愛いです。
単価が高すぎるため、正式仕入れには至らず、サンプルだけの入荷のようです。
花の直径は6.5~7㎝もある、超立派な珍しいスプレーバラを自宅鑑賞でき、気分(テンション)が上がります。
■ON/OFF お花
お花効果でテンション上げ、ON / OFF ともに、元気に花のある空間を楽しみたいです。
花のある暮らしっく!
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