CLASSIC スタッフブログ Vol.219
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは営業本部からK・H がお届けします!
どうぞお楽しみください!
■はじめまして
初めまして。現在入社3カ月目、商品第一グループのK・Hと申します。
前職とは全く畑違いの前職から引っ越しを期に、ここクラシックでは現在MD(花の仕入担当)として働いています。
新しい業務に取り組む日々が続いていますが、みなさんともっとコミュニケーションを取っていきたい考えています。
このブログが、社内外の方々とのお話のきっかけになれば嬉しいです。
今回は僕のソウルフードである沖縄料理のタコライスについて語らせてください。
■ソウルフード
僕の一番好きな食べ物はタコライスです。
「タコライスのことをあまり知らないよ」って方のために一応説明すると、沖縄料理の一つで、メキシコ料理のタコスの具の部分をライスの上に乗せた、タコスのアレンジ料理みたいなものです。
こだわらなければ作るのは非常に簡単ですが、僕は料理の情熱とスキルをタコライス一品のみに極振りしているので、それなりにレシピには拘っています。そしてそこが小さくて大きな差を生むわけです。
味は一言でいうと、めちゃめちゃ陽気な味(まぁほぼタコスなので)。
肉とチーズのうま味と生野菜のフレッシュさ、レモンやスパイスによる刺激が完璧に絡み合い、プレートの上に一つの完成された世界があるようです。
本当にうまく作れたときは、誇張でなく、食べるという行為に没入し、食べているときの記憶がないくらいハイな状態になり、全身の細胞が歓喜に震え、今この瞬間を生きられていることへの「感謝」の気持ちが沸き上がります。(あくまで個人の経験です)
それくらい、自分の基本的な健康状態、性格、味から連想されるイメージや体験などを含めて完全に自分にマッチした食べ物、ソウルフードだと思っています。
前職を辞めたとき、まず一番先にやったのは沖縄でのタコライス旅でした。沖縄のタコライスを食べずして、タコライス好きは語れないですからね。
■沖縄タコライス旅
仕事を辞めたあと、7日間沖縄に行きタコライスを食べ歩きました。
滞在期間中は毎日2食、それぞれ別のお店でタコライスを食べたのでちょうど14食を食べたことになります。
遠方へはバイクをレンタルして行ったので、ついでにバイクで沖縄本島一周もしました。
そのなか今までちゃんとは知らなかった本場のタコライスを食べたり、発祥のルーツを調べたり沖縄の人々の生の声を聞くことができたのは貴重な経験でした。
発祥のルーツと言いましたが、タコライスの発祥は沖縄県金武町という町のある飲食店が、「米兵たちが安価でおなか一杯食べられるように」と、もともと米兵たちに馴染みのあったタコスをアレンジしたものと言われています(諸説あり)。
沖縄でタコライスといえば「KING TACOS」というお店が有名です。
80年代アメリカを髣髴とさせるレトロなデザインの外観で、基本的にはテイクアウトスタイル。
チーズもミートもレタスもデフォルトでかなりの大盛で、見た目のインパクトからして最高です。
一目見て伝統とフィロソフィーがビシビシ伝わってくるようでした。当時の米兵たちから喜ばれたのが想像できます。沖縄に行くなら一度はここで食べてみてほしい。おすすめです。
沖縄のことも深く知りたかったので、歴史博物館や戦争資料館などにも行きました。
沖縄には目をそむけたくなるような悲惨な戦争の歴史があります。
そしてタコライスはそんな背景があったからこそ生まれた食べ物でもあると言えます。
あの陽気な味のなかに、一滴の悲しさというスパイスが加わりそれで一層、自分の中でタコライスが深い味わいを持った気がします。
今回の旅でタコライスがより自分にとって特別な存在になりました。
旅をする中でいろんな人にタコライスへの愛を語りましたが、沖縄のひとは意外とみんなタコライスがめっちゃ好きってわけでもないような雰囲気を感じていた中、那覇市の、あるバーでマスターがニヤッと笑って、「タコライス最高ですよね」と言ってくれた時が一番嬉しかったかもしれません。そのマスターのタコライスは最高でした。
そこから数カ月経ち、現在クラシックで働き始めたわけですが、そういえばちょうど入社した頃以来、一回もタコライスを作っていませんでしたので、久々に作りました。
やっぱり最高でした。タコライスを食べてる間はそのことに没頭できるので、いま考えなくてもいいことや将来の不安(そんなに無いけど)なども忘れられます。
代わりに頭のなかに浮かぶのは、あの沖縄のバーでの会話や綺麗な海と空、店長がボケまくってて笑い死にしそうになったマッサージ屋さん、そしてタコライス達です。
タコライスはなくても生きていけるけど、あると日々の人生を豊かにしてくれる。花のように。。(笑)
当たり前ですが、人生を豊かなものにしたかったら、めんどくさく感じる時でも、自らの意思で人生を豊かにする行動を取る必要があります。
花を飾ること、料理、楽器、スポーツ、なんでもいいですが、自分を癒したり楽しませることも忘れたくないですね。
タコライスを食べながら、部屋に飾られた花を見てそう思いました。
それではまた!花のある暮らしっく!
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