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輸入切花専門商社 株式会社クラシック

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CLASSIC スタッフブログ 新年号【代表取締役社長 西尾からのご挨拶】

2025.01.06

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

2025年第一弾は弊社代表取締役社長  西尾お届けします!

どうぞお楽しみください!


新年のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご支援を賜り、心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、年末年始の時期、私は家族とのスキーを楽しむことが多いのですが、ここ数年の年末は雪が非常に少なく、毎年滑れるかどうかを心配しながらスキー場に向かっていました。1年前は雪を無理やりかき集めてのオープンだったうえ、雪どころか大雨に見舞われ、びしょ濡れになったことを思い出します。一方、今年は雪が豊富でした。逆に降り過ぎで一部のコースが一時閉鎖されることもありましたが、スキー場によると5年ぶりにスケジュール通りのオープンが実現したそうです。

 

このような天候の不安定さは、私たちの生活や産業にも多大な影響を及ぼしています。花業界も例外ではなく、天候により生じる生産量の波(=変動)は、季節性による需要量の波と相まって販売単価の波を非常に大きいものにします。そして当然、生鮮品であるゆえの品質の波もあります。また、私たち輸入商社にとっては、為替レートの波も加わり、これら多くの変動要因に対応することが求められます。これだけの変動要因のあるビジネスを私は知りません。そして2024年は、これらの「波」を乗り越える難しさを改めて実感する一年となりました。

 

まず、品質の面では、2024年前半に一部のお客様にご迷惑をおかけする事態が発生しました。これを受け、海外の生産農園との密な連携を通じて、生産から出荷、輸送までの全工程を見直しました。また、日本国内では昨年本格稼働した冷蔵拠点「NOC-WEST」を活用し、品質管理室の人員を増強することで品質管理体制をさらに強化しております。品質の安定化は一朝一夕で解決できるものではありませんが、全社一丸となり、継続的な改善を重ねてまいります。

 

そして、物流の2024年問題が現実のものとなりつつある中で、日本国内での輸送体制の確立がより重要な課題となっています。生鮮品である花は高度な温度管理を含めた繊細な取り扱いが必要であり、この課題に対応するには、花業界全体や物流業界との連携が不可欠です。弊社もその一員として、責任を持って取り組んでまいります。

 

また、新たな取り組みとして、202410月には、環境負荷の低減を目指す「花続プロジェクト(KAZOKU Project)」を始動しました。このプロジェクトでは、花の茎などの廃材をアップサイクルし、新たな製品に生まれ変わらせる取り組み等を通じて、花業界の持続可能性を高めることを目指しています。これらの活動を通じ、社会と業界の発展に貢献してまいります。

 

クラシックの使命は「花を愛するすべての人々に笑顔を届けること」です。そのためには、花業界全体が持続可能な成長を遂げることが不可欠だと考えます。そしてその基盤となるのが、私たちが追求する「安定品質」「安定供給」「安定価格」の3つの「安定」です。これを実現することで、お客様に信頼される企業として、業界の発展にも寄与できると信じております。

 

2025年もクラシックは新技術や人材育成にも積極的に取り組み、品質向上や物流環境の整備に全力で取り組む所存です。これからもお客様、取引先様、そして業界全体の皆様と力を合わせ、笑顔あふれる未来を築いてまいります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2025年 元旦 

株式会社クラシック 

代表取締役社長

西尾紀央

 


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