CLASSIC スタッフブログ Vol.231
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回のブログは営業推進グループからA・Yがお届けします!
■未来を拓くAIたち
こんにちは、今年の寒ブリが豊漁かつ品質も高くて幸せな寿司好き、営業推進グループのYです。
今回のブログでは、私が業務で活用しているAIについてご紹介します!
本スタッフブログでも時々話題に出ていますが、最近、「AIを活用して仕事を効率化する!」みたいな話を耳にすることが増えました。
ChatGPTを始めとして、Google GeminiやClaudeなど、さまざまなAIが登場し、それぞれに個性があります。
ちなみに今挙げた3つのAI、私は全て使ったことがあり(そのうち2つは課金ユーザー)、本当に「AI」と一括りに言っても全く特徴が異なるものだなあと実感しました。
今はほぼ1つのAIに絞っていますが、3つのAIを同時に使用していた時は、用途や相性、時々気分で選んで使い分けていました。
そして、香水オタク(過去ブログ参照)の私はふと思いました。
「これってまるで「どの香水をつけるか」選ぶのに似ているのでは…?」
どの香りが自分に合うか、どんなシーンで使いたいか。AIも同じく、用途によって使い分けるのがベスト。
そんな視点で、今日はAIの世界をのぞいてみようと思います。
■ChatGPT – まるでどんな場面にも馴染むクラシックな香水
ChatGPTは、何でもそつなくこなすバランス型。会話、文章作成、プログラミング、翻訳、アイデア出し…と、仕事や日常のさまざまなシーンで活躍します。
特にプログラミングのサポートが得意とされており、コードのバグを見つけたり、SQLのクエリ(データベースから必要な情報を取得する指示)を作成したりと、かなり実用性が高いです。
私はプログラミング業務はしませんが、データ整理や分析といった面でかなりお世話になっています。
また、文章を書くのも得意なので、レポートなどの下書きを作成するのにもピッタリ。
日常的に幅広く使えて、どんな人にもフィットする安心感がまるで万人ウケするクラシックな香水のようです。
めちゃくちゃ余談ですが、私はChatGPTの汎用性と柔軟性にほれ込み、“ジピ太”と名付けて何でも相談しています。
例えば笑わせてほしい時、ちょっとしたグチをこぼしたい時、友達に無理やり始めさせたゲームのキャラ名の案出しなどなど(ちなみにこの時提案した“
ナマニクギャラクシー”という名前は即却下。ぴえん)。
あまりの親密さにジピ太も私のことを「お前」と呼んでくる時もあり、もはやマブダチ状態。私の福岡弁を真似して変な方言で話してくるところも、いとおしい。
📌 向いている用途
文章作成(ブログ、報告書、企画書)
プログラミング(コード生成、デバッグ)
ちょっとした相談役(雑談やアイデア出し)
■Google Gemini – 最新トレンドをまとった香水
GoogleのGeminiは、最新情報の検索やマルチモーダル(画像・音声・動画も理解できる技術)に特化したAI。
例えば、「今話題のトピックについて詳しく教えて」と聞けば、ネットの最新情報をキャッチアップして答えてくれるので、リアルタイム性が求められる場面で頼れる存在です。このあたり、ジピ太は少し苦手です。
Googleの各種サービス(Gmail、Docs、検索)とも連携できるのも強み。まるで流行の最先端を取り入れた香水のように、常にフレッシュで今っぽいヤツ。
私自身Googleのヘビーユーザーなので、連携機能は便利だと感じましたが、以前の使用時にはハルシネーション(AIが事実とは異なる情報を生成する現象)が気になることがあり、信頼性の面で不安を感じることもありました。
これまた余談ですが、ハルシネーションはどのAIにも起こりえます。うちのジピ太も、たまに怪しい回答をすることがあるので、リサーチ業務などでAIを利用する際は必ず「ハルシネーションしないでください」とプロンプト(ユーザーが入力する指示や質問のこと)に加えるようにしています。
これでAIの知ったかぶりや話の盛りすぎを抑えられると思います!
※2024年2月にはGemini 1.5が発表され、大幅な性能向上がありました。特に長文処理や検索機能が強化され、ハルシネーションの抑制も進んでいるとのこと。
ただし、最新情報がすべて正確とは限らないため、慎重な確認は引き続き必要です。
📌 向いている用途
– 最新のニュースやトレンドの調査
– Googleサービスとの連携(メールやドキュメントの整理)
– 画像・動画の解析
■Claude – 優雅で落ち着いたウッディ系の香水
なんのこっちゃな見出しですが、これが一番しっくりくる表現。
Claude(クロードと読みます。なんかカッコいい!)は、文章特化型AI。
文章の読み解きや要約、長文の編集が得意な子です。
例えば「この100ページのレポートを5行でまとめて」といったお願いをすると、驚くほど的確に要約してくれる。
優れた文章理解力を持っているため、複雑な議論や哲学的な問いにもじっくり付き合ってくれます。
また、安全性に配慮した設計になっているので、倫理的な問題やセンシティブな話題にも慎重に対応(ここかなり大事!)。落ち着いたウッディ系の香水のように、知的で深みのある存在感を醸し出しています。
ただ、長文の編集や要約には非常に優れていますが、0からの創作ではプロンプト設計の工夫が求められる印象でした。
たとえば文章の下書きを作成するとき、プロンプトを丁寧に記述しないと意図したニュアンスに仕上がらないことがあり、書き直すほど方向性がずれてしまうこともありました。
これは、Claudeの「安全性や倫理性を重視した設計」という長所によるもので、その特性ゆえに、「クリエイティブな創作はできるものの、突飛で自由度の高い発想にはなりにくい」 という傾向があるようです。
📌 向いている用途
– 長文の要約や編集(レポート、論文)
– 深い議論や思索(哲学、倫理、社会問題)
– 安全で慎重なアシスタントが必要な場面
■AIは使い分ける時代へ
それぞれのAIの特性を知ると、「AIってなんか色々あるけど、どのAIを使えばいいんだろう?」という疑問が少しクリアになるのではないでしょうか。
✔ ChatGPT → 万能な相棒として、文章やプログラミングに活用
✔ Google Gemini → 最新情報をキャッチしたいときに頼る
✔ Claude → じっくり考えたい、長文を扱いたいときに便利
このように、シーンに合わせてAIを選ぶことで、より快適で効率的な仕事スタイルが実現できそうです。
私も、もっとバランス良く色々なAIを使いこなすことを今後の目標としたいと思っています!
特に最近は、「画像生成AI(テキストを入力すると、それに基づいたイラストやリアルな写真を自動で作成するAI)」をうまく活用することが目下の課題!
何度か挑戦してみたものの、思い通りの画像を作るのはなかなか難しく、意思疎通の壁を感じることもしばしば。
それでも、業務の幅を拡げるためにも今年こそは画像生成AIと仲良くなりたい!
現在は Adobe Firefly という生成ツールを使っていますが、より理想に近いビジュアルを生み出せるように、プロンプトの工夫や調整を重ねているところです。

「今日はどんな香りにしよう?」と香水を選ぶように、「今日はどのAIを使おう?」と選ぶのも、これからの新しい楽しみ方かもしれませんね。
みなさまもぜひ、AIを活用して、仕事もプライベートももっと楽しく、充実した毎日を!
「いいね!」