クラシック × fabula クラシック、エコ活動の新たな一歩 ~「花続(kazoku)プロジェクト」始動~
目次
■ 未来を咲かせる、花のエコサイクル
■ 地球と向き合う:花が紡ぐサステナブルストーリー
■ 挑戦と創造が生んだ新たな象徴:サインボード誕生秘話
■ 花と人、そして地球をつなぐ循環の輪
■ サインボード誕生の舞台裏 – fabulaのアップサイクル現場レポート
未来を咲かせる、花のエコサイクル
クラシックは、これまでもエネルギー効率の向上や環境保護活動に積極的に取り組んできました。取引先の農園でも地球にやさしい取り組みが進んでおり、先進的な努力に敬意を払いながら、企業として持続可能な未来の実現に貢献する責任があると考えています。地球温暖化が深刻化する現代では、企業に求められるのは“小さなことでも積み重ねていく姿勢”です。そこで、クラシックはエコ活動をさらに強化するため、ゴミの価値化を行うfabula株式会社とのコラボレーションをスタートしました。この協力を契機に、クラシックは『花続(kazoku)プロジェクト』を立ち上げ、エコ活動を包括的に進めていきます。
最初の取り組みとして、廃棄予定だった花茎をアップサイクルし、クラシックの新しいサインボードを製作しました。これはクラシックが掲げる“花を通じて笑顔を届ける”という理念を、サステナブルな形で具現化したものです。
クラシック × fabulaコラボポスター
地球と向き合う:花が紡ぐサステナブルストーリー
「花続プロジェクト」は、取引先農園が進める環境に配慮した取り組みに感銘を受け、地球規模の問題に向き合い、小さな行動を積み重ねることの重要性を再認識したことから始まりました。今回のコラボレーションは、地球温暖化などの課題に対して、企業としてどのように貢献できるかを模索する中で実現したアップサイクル活動です。
fabulaのCFO、松田氏も「廃棄されるはずだった花に新たな価値を見出し、再利用することに大きな可能性を感じています」と語っています。この理念の根底には、CEOの町田氏がオランダで過ごした幼少期の経験が影響しているそうです。オランダは花の産地として有名ですが、同時に大量の花が毎日廃棄される現実を目の当たりにしたことで、彼の中に「廃棄物を有効活用する」というアイデアが生まれました。また、オランダの高いエコ意識も、fabulaの事業方針に大きな影響を与えています。
挑戦と創造が生んだ新たな象徴:サインボード誕生秘話
サインボードの製作には、技術的な挑戦が数多くありました。花茎は繊維質が多いため、品質を安定させるために試行錯誤しました。松田氏は、「茎だけでなく、花弁など花全体をアップサイクルすることも視野に入れていますが、加熱工程を経るために花本来の色や質感を保持するのが難しい」としつつ、技術向上を続けながら、よりサステナブルな製品作りに挑戦していくと語っています。
プレス機
花と人、そして地球をつなぐ循環の輪
サインボードは「花続プロジェクト」の象徴であり、その背後にはさらなるビジョンがあります。廃棄される花茎に新たな命を吹き込むことで、「花を通じて人々に笑顔を届け、その笑顔が次世代へと受け継がれていく」という理念を実現しています。地球という一つの大きな家族の一員として、未来を共に築いていくための一歩がここにあります。
松田氏も「花の可能性は無限大です。最近ではfabulaとして建材分野にも注目しており、木材不足の解決策として天然素材の廃棄物の活用に大きな可能性を感じています。花茎も強度があり、建材としても活かせるかもしれません。今後も花由来のさまざまな製品を生み出すことで、クラシックとともに、花き業界に新しい風を吹き込みたいと考えています」と、コラボレーションのさらなる可能性に期待を寄せています。
天然廃材由来のさまざまな製品
サインボード誕生の舞台裏 – fabulaのアップサイクル現場レポート
東京大学駒場リサーチキャンパスの研究所を訪れ、実際にサインボードがどのように作られたかをCTO大石氏に伺いました。
研究所には多くの機械やプロトタイプが並んでおり、天然廃材を使用したさまざまなサンプルが試作されていました。
大石氏に説明を伺う担当
様々なプロトタイプ
そして出来上がったのがこちらのサインボードです!
完成したサインボードは、クラシックの本社、成田空港オフィス、成田オペレーションセンターの会議室に掲示されています。また、fabulaでは、これからもあらゆる廃棄物を活用した新素材、新製品が次々と誕生する予定とのことで、今後のアップサイクルの可能性はますます拡がることでしょう。
【fabula株式会社について】
fabula株式会社は、「ゴミから感動をつくる」という理念のもと、普段捨てられているゴミを価値化する事業を展開するベンチャー企業です。CEOの町田紘太氏が掲げるこのビジョンは、環境負荷を減らすだけでなく、新たな価値を生み出す挑戦です。
(fabula株式会社公式Webサイト:https://fabulajp.com/)
「いいね!」